痴女子中学生 アユミ 137
「これでいいの?」
別に薫くんだからフリフリなのを選んだわけじゃない。
もちろん可愛いってのもあるけれど、フリルは薫くんのもっこり(大したことないけど)を隠してさらには貧乳(男の子だからあたりまえ)をカバーしてくれる。
「こうして見ると本物の女の子みたいにだよね〜」
他にも何着が試着させてみて、どれが良かったか薫くんに聞いてみる。
「さ…最初のが良かった」
「ほんと、カオルくんはフリフリが好きだよね〜」
アタシがからかうと薫くんは顔を真っ赤に染めた。
「さて、チホちゃんはどんな感じの選んだのかな?」
「これ…」
千穂ちゃんが選んだのはワンピばっかり。
「ダメ〜、スタイル悪く見えるし、水着なんだから露出だよ露出」
どうせ、こんな事だろうとアタシが選んでおいた水着を渡す。
「えっ…ビキニ…」
「委員長〜。ビキニなんて普通だって、ねっ?カオルくん」
麻美ちゃんが千穂ちゃんを煽る。
「そうだよね…それじゃコレにする!」
千穂ちゃんが選んだのは、一見普通っぽくみえるけど、実はかなり布の面積が少なめ…
ふふふっ…シンプルなデザインに騙されたわね…
そして…。
「アサミちゃん、アタシたちはこれにしよっか」
アタシと麻美ちゃんが選んだのは地味なワンピの水着。
本当はこれはフェイントで結構な感じのビキニをキープしてるけどね。
そうとは知らない千穂ちゃん。
「ず…ずるいよぉ…アユミちゃん」
真っ赤な顔でオタオタ。
ごめんねぇ…千穂ちゃん。
千穂ちゃんが可愛いからイタズラしたくなっちゃうんだよ。
そう思いながらも…。
「だって千穂ちゃんの初ビキニでしょ…やっぱ目立ってもらいたいじゃん」
アタシはニィって笑って見せた。
「でも私……あんまりスタイルよくないから……」
今更渋ってるチホちゃん。
「そんな事ないよ。ね?カオルくんもそう思うでしょ?」
「えと……僕よりは胸あるし……それに……スラッとしてるから……」
薫くんはアタシの顔をチラチラ見ながら言う。
「ふふ、カオルくんも褒めてくれてるよ?」
「高山君まで……」
アタシと麻美ちゃんはフェイクのワンピ(元々千穂ちゃんが自分用に選んだようなデザイン)を着て見せて自分と薫くんだけが、明日プールでビキニになると意識させておきながら、実際はしっかりビキニを買った。
麻美ちゃんがどんなのを選んだのか気になるけど、明日にはわかることだしまぁいっか…