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香港国際学園〜第二部〜二章
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜二章 54

欧米語訳版では『超能力少年がロボットで異星人と戦う物語』とされていたガ○ダム。
素直に日本語を直訳すれば良いモノを、欧米のTVスタッフが子供受け重視で独自の解釈をした結果、スター○レックの二番煎じと酷評されていた。

アジア方面の『現地諜報員』として日本語をマスターした後に東雲家の執事となった際、花鈴お嬢様に日本語版ガン○ムを見せられて驚いていた頃が懐かしい。

あれは戦争を通じた一人の『平凡な少年の成長物語』だったのだ!東洋流のフロンティア・スピリッツ!
ルーファスはもう、ふるえちゃうぞハート!もえつきるかもヒート!

しかし…最近茶飲み仲間としてツルむようになった、あの『常識人同盟』を名乗る連中ときたらどうか…。

『みんながみんな、○ンダムにならなくてもいーじゃん?』

…などと平気でのたまうではないか!

「マザーファ○カァアアア!ディックもボールもママのプ○シーに忘れて来たのかジャァアアアッ○?」

はた…と口を噤むルーファス、ついエキサイトしてしまった自分を恥じた。

『てぇか周りほとんどニポンジンじゃん?ヤバイって今の発言…暴力神父と理不尽貴族が含まれないの救いだけど…。』

…なかなか豪快な失言にハゲしく!後悔しながら、道場を見回す…あんまハゲしい心配ばっかしてると、君までハ…。

『黙れェエエエ!』(M嶋)

お前こそ黙れハゲ。

しかし…水嶋流の頭が○次郎になろうと大した問題ではない。

「誰も…居ない…?」

風景は道場に違いない、しかしまるで並列した異次元空間に紛れ込んでしまったかの様に…誰も居ない…いや…うっすらと『女性の匂い』が漂っている。

天宮キャプテンの百均のコロンでも、楠凛の魔女ハーブでもない、アヤシ気なフェロモン…。

楽器ケース型の複合ウェポンは給弾中…このクラスの誰よりも裏家業の修羅場をくぐったという自負があるだけに反応は早い…執事服の内側に吊った45口径の二挺拳銃に手を伸ばす…。

「コルト・ガバメントのキンバー系カスタムか…アメリカ人らしい、いい趣味だね?ルーファス・ラングレー君?」

…ビアンキのホルスターに納まっていた筈のそいつは、桜川光樹…いや『桜川ひかる』と瓜二つの、妖艶な女性の両手にあった。

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