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香港国際学園〜第二部〜二章
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜二章 52

やたら生々しい恋人?トークに歓声があがる。
どうやらこのヌル〜い二人がこのクラスの中心にして、公認カップルらしい。

「働けダメ亭主ぅ!」
「チョーだりぃ!つーかァ?オイラ選手だし?しかも代打専門?」

あ〜…ハーレムだけが、Hな超能力バトル学園の恋愛ではないと認識して頂こう。

三つ巴の喧嘩やルーファスの裏稼業もウヤムヤに、ノリだけでミーティングに突入するF組。
意味も無く『ハーイル!ヴィンセントぉ!』とか叫んでる不幸娘、如月嶺那が教室に常備されたデスラー式落とし穴に落とされ…

対E組主力…お嬢様+剣豪コンビ
対A組主力…神父さんその他

…と発表、嶺那がさんざワニに齧られて這い上がって来た頃には、控えとか後方とかが満遍なく決まった。

当然の様に、能力の適正からまた支援に回されたルーファスが軽くぶーたれたりしたが、無事ミーティング終了。

さぁ練習だ、というタイミングで天宮は…ルーズ全開、旦那にしたら一生後悔しそうなルーズ全開なカレシ、七丸牌洲のダボシャツの袖を引く。

「牌サン、牌サァン?アタシちょっち野暮用!」
「まぁたオイラ貧乏クジかよ?お前ェのサボりの為に?」
無論、七丸も先の情報漏洩どうこうの事情は承知。
「いつかこの借りはなんかで返すからサァ? んじゃ!」

「ウソ付けぇ! そう言ってまともに返してもらったことねぇよ! さっさと行って帰って来い!」

言うが速いか既に里緒は教室を飛び出していた。キャプテンがこの調子なので代理のキャプテンを任されることの多い牌州は嘆息一つ、再びガチバトルの火蓋を切り落とそうとしている理不尽貴族と暴力神父をなだめすかし、練習に向かった。
…コイツもMさん(仮名)みたくいつかハゲるんじゃないのか?

「俺か! 俺のことかぁー!!」



「あれ…? ラの音が出ない……?」

ルーファスの愛用しているサックスの調子が悪いのか何度も吹いてみるがラの音が出ない。
ルーファス自身これまで手入れは欠かした事は無いが、オトコギドラ戦での酷使がたたり、修理が必要な時期が来ていると実感した。

「ん、どーした? それの調子がおかしいみたいだが…」

「いえ、特にたいした事は無いです。ちょっと荒い使い方をしていつもより早く修理の時期が来ただけでお嬢様にご心配をかけるようなことではないですよ」


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