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香港国際学園〜第二部〜二章
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜二章 6

ただし…
150pに満たない背にプリティフェイス…胸と女性器が無くなった以外はひかるのままと言った方がいい。
女の子そのものの顔で恥じらいながら自分の身体を見る仕草は…完璧なる萌えショタである。
女装させたら良く似合う…つーか、男物のブレザーが『男装』に見えかねない容姿は…最近野生味を増す影汰の前のポジションに収まった感じかもしれない。
ただ…会得した『萌えオーラ』は強烈で、医務班全員を萌えさせ、優奈も眼鏡をズリ落とし、暫し見惚れてしまった程である。

容姿、雰囲気共に『萌え』振り撒く新生光樹の横で、影汰のカプセルの方も作業を終えようとしていた。
「辺里影汰、性転換作業完了しましたっ…カプセル十秒後に開封しますっ」
我にかえった上ずった声でスタッフが言うと、カプセルが開いていく。
光樹も出された着替えに袖を通しながらもカプセルの方を見る。
出てきたのは、えったの頃の美しさとワイルドさを残したままの顔…中背の精悍な身体付きの男の子…辺里影汰(ニューバージョン)である。

心なしか、黒いオーラすら纏っているように見える様子は、まさしくワイルドえったそのまんま…
どうやら、性転換は成功したものの…ひかるえったの属性までは戻らなかったようで、光と影と呼ぶにピッタリな光樹と影汰になっていた。
「戻らなくても結構だったのですが…ちゃんと戻ったみたいですね」
自分の身体を見渡し満更でも無く言う影汰…姿同様、男の獲物も少し凶悪化したように感じる。
裸のまま堂々としているえったに対して、光樹は既に久しぶりの男物の制服に着替え終わっていた。

萌えショタぶりとは正反対のナニは健在だが、全体的なイメージはひかるの時と変わってない。
むしろ『萌えオーラ』は120%(当社比)増したような気さえも…
「光樹くんは…相変わらず女の子の恰好の方が似合いそうですね…そのまま女装して『ひかるちゃん』のままでいればどうですか?」
数年ぶりとなる男物の制服に身を通しながらそう言う影汰。
「…いや…やめとく…」
そうすると、目の前の悪魔に襲われかねないと首をすくませる光樹。

どちらにせよ、『萌えショタ光樹』と『ワイルド影汰』は奴隷ズと牝獣ズのウケはいいだろう…
そんな二人の様子を優奈は何時もの冷静な目で見ていた。
周囲の医務班は、光樹の萌えオーラに多少やられ気味であるが、いち早く立ち直った優奈は二人を冷静に分析していた。
光樹の能力は2C…これが奴隷ズの能力を集約して高ランク並になるから『キン○マンの火○場のク○力』みたいなものである。
対する影汰の能力上昇は見事なぐらいである。

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