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香港国際学園〜第二部〜二章
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜二章 46

「ヴィンセント君までそんな大口径な…必要以上の武力を…。」
買出しから戻って来た鳥人にして飛行能力者、かく言う相良寛貴(サガラヒロキ)はウィング・ガ○ダムみたいな銃…キャリコ・ピストルを二挺、こちらは装弾数100発と冗談みたいな設計だが、タマは.22LRという必要最低限の威力。

彼の基本的に争いを好まぬ性格と、飛行能力と武器の相性から重く破壊力のある装備は使わず、この豆鉄砲と軽合金サーベルぐらいだ。

思わぬ『人外』同士の対立関係の発生…しかしロザリオじゃないヴァンパイア(一応ナイショ)であるヴィンセント『400歳+高校生ぐらい?の年齢』だけに舌戦でも負けてはいない…。

「ほう…吹いてくれるな?君は『敵』に対して一撃で止めを刺さず、無用な苦しみを与える性癖の持ち主かね?」
「それは君の紳士としての嗜みだとでも、おっしゃるんですか?」

あ〜あ、始まっちゃったよ相良君的平和論、な感じで皆、遠巻きの見物、アニメ調バトル大好きな連中は何を言われるかわかったもんじゃないのだ…いつもならF組の常識人ルーファス辺りが止めにはいってくれるのだが。

「キミ流の『なるべく平和主義』とやら?ご拝聴させて頂こうか?」
「ええぇ!いいでしょう?」

「はいはい…その辺にしませんか?」
…ぽんぽんぽん…と拍手の如く二人をいさめるのは…神父サマ…であった。


じゃきぃいいいんっ!とイイ音を立てて両手にマスケット銃時代モノのソケット銃剣(わからん奴はググれ)を具現化し十字に構え咆哮するのは…『カソリック以外は断じて認めない』神父、ハーヴェイ・バルバトロイ。

「SATUGAIしてイイのは…化け物とッ!異教徒ッ!シィイアアアアアアアアアアアアアッ!!」


フツーなら止めに入る神父サマがこんな感じだし…相良君的にもこの二人は『なるべく平和主義』に反する存在として『必要以上の武力として『排除』する方向らしい。

ヴィンセントに至っては…凛が止めに入る事を見越し、彼女のコメカミに手刀を食らわせて『ギアス』発動を防ぐ徹底ぶり。

正に三つ巴、一触即発な空気の中…溜息にも似た声を上げるキャプテン…。
「…はやー…」


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