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香港国際学園〜第二部〜二章
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜二章 39

「あ、パンツ見えた。」
「シャッターチャーンス!」

…ぷちん…
たとえ他クラスと言えど、ビアン属性の奴隷ズが、女性の尊厳を汚す彼らの愚行を見逃す筈がない…。

サラが斬首用の処刑刀を(お国柄)
雪菜がM4ショットガンを(武器商)
量子が猟用ムラタ銃を(北海道)
羽音が生ゴミ用シュレッダーを(今テレビ通販に出てた)
…乙女な?怒りを爆発させようとしていたその時…。

「ダメなのっ!!」
空挺、敵陣降下作戦の練習から戻ってきた光樹の鶴の一声で、我に帰った奴隷ズ…何の冗談か、今回の光樹の試合用衣装は、白地に青のツートンカラー。
魔法少女リリカル…ナントカな感じであった。

「暴力で解決は、ぜ〜……ったいダメ!!」
「は〜い!!」×4
そそくさと得物を引っ込める奴隷ズの傍ら…何故か『犬笛』を吹く未来がいた。

「光樹の言うとおりでしてよ?私共は常にレディとしてのたしなみを忘れてはならないのです…心無い殿方の振る舞いに、いちいち目くじらを立ててはなりません…ましてや暴力に訴えるなぞ…ふっふぅ〜(犬笛)。」

…未来ちゃん?言ってる事は僕と一緒だけど、その『犬笛』は…まさか…

「暴力の『専門家』に任せておけば良いのでなくって?」

…やや間を置いて、報道陣から悲鳴が上がる…。
「に…逃げろぉ!男宿の狂犬…辺里影汰だ!!」
「や…やめろ!奴を『わんこ』呼ばわりしたら一族郎党皆○しの目に…。」
フェンリル狼が如く『犬耳』を尖らせ…闇を引き摺る様に現れた辺里影汰、妙に気が立っている様子。
光樹と対称的な赤と黒、リリカルな魔法少女の相方の衣装が、彼の凶暴さを一層際立たせていた。

…暴力の専門家って…未来ちゃん的には影汰くんて、そーゆーポジションなんだ…うわ〜パパラッチが一睨みで逃げてく…

「ふす〜(犬笛)。」
「おりょ…さっきまで物凄く不快な感じがしたんですが…?」
再び未来が犬笛を吹くと…影汰の表情から険が解け、犬耳が愛玩犬の様に垂れ下がった。

…操ってる…犬笛一つで…
てゆーか日に日に『犬属性』というか、アホな意味で人間離れしてゆく影汰に疑問を抱く光樹。

「羽音ー!トイレ行ってくっから荷物見ててー!!」
「あ〜!ゆっきいオ○ニーだ!自主トレで能力使いすぎて、副作用でムラムラ来ちゃったのねんっ!?」
「ま…またアンタはそーゆう『説明的』な言いがかりを…うきぃいいい!一緒に来なさいっ!?」
「いやぁ〜…犯されるのね〜ん?」

雪菜の『猿属性』もまたしかり…影汰とは幼少の頃の因縁以前に、遺伝子レベルで『犬猿の仲』なのかも知れない…。

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