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香港国際学園〜第二部〜二章
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜二章 38

「しっかし、うまい事考えたわよねぇ……この「勝ち点」システムってやつ」

「チカラ任せのゴリ押しで勝とうだなんてこのフルーツ練乳金時(480¥)並に甘かったって事デス……」


大会委員会やマスコミ学生達の読みでは…不良と武道家の出身の、平均的能力者ランクは低くとも戦闘適正の高い生徒を多く揃えたB組か…万能型エース部隊で押し切るE組辺りが『全勝するもポイント最低』と踏んでいた…。

予想が外れた腹いせにマスコミ学生…特にパパラッチ部は好き放題のアラサガシでA組の醜聞を書き立てていた…。

その被害は…今となっては力押しさえ出来ないC組にも及んでいた…。

「今更ランク外の女の子達まで『徴兵』して…神樹天地も大したご身分だこと…。」
「ふん『女学兵』ねぇ?肩書きだけはご立派で…。」
A組の隣スペースで練習するC組に野次を浴びせるパパラッチ部…報道の自由の名の下に、下手な不良より性質が悪い…。


「相変わらずタチ悪いのーあいつら?」
「僕様ちゃん的には、一昨日いらして下さい!だよん?」
休憩に入った大地、美夏も憤懣やるせないが…下手に手を出せば…何を書かれるかわかったものではない。

「でも…付け焼刃にしちゃー、C組の女学兵とやらもいい動きでないかい?」
トドの様につっぷした量子の見解通り、漸くAKライフルの扱いに慣れた天地ファンクラブ女学兵たち。
天地の指揮効果も相まって、ゲリラ作戦と集中砲火の運用でC〜Dランクのダミー能力者相手に良い勝負をしていた…E組にどこまで通用するかは不明だが…。

「ランクや戦力抜きで…集まったクラスちうやん…。」
大地のこぼす通り、C組に残された戦力は少ない。
スタメン内訳、前線指揮に神樹天地。
選手として吹雪姉弟と魔女(山田妖子)…マネージャーから転向のコーヒー当番、卯堂明。
控えとして補給担当の七瀬歩の率いるファンクラブ女学兵…他は目下、入院中である。

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