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香港国際学園〜第二部〜二章
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜二章 36

イザと言う時…前衛が全滅した時は迷わず、神凪晶の言う所『○○爆弾投下』だが…結局試合用となると、彼女本人の交渉という事になるのだ。

「アレよね、今時のSLGだってガ○ダム使えば勝てるなんて素人よぉ…お?トロール一個小隊…日当でビール1ダース?せめて発泡酒に負からないかな…?」

道場の模擬戦では、移動力に優れる三名の控え選手…加速能力の金大地、物質透過の賀集量子、重量変化の有田美夏がダミー相手に奮戦していた。

先陣を切るのは有田美夏、能力のお陰で武器重量関係なしに滑空、両脇に抱えたパンツァーファウスト(試合用)で豪快にダミー能力者を蹴散らし一撃離脱。
体勢を崩した所で、大地が軽快な足技を見舞う。


もう一人の移動能力者、賀集量子は…
能力的には移動力に優れていても、当の本人はすこぶる鈍重な量子…普段からしてかなり緩慢な動きは、戦闘時でもそう変わらない。
だが、工作能力に優れているだけに手先は器用、もっぱらそれを生かした射撃がメインになる。
ダミー相手に狙撃後に地面に『潜って』他所に移動後に狙撃…これが量子の基本的な戦術で、トラップと組み合わせたりもする。

「だいたいさぁ…前後に大質量物があるせいで動きが鈍くなってるんじゃないの?」
何の重量物も付いてなく、流体力学的には理想的な身体の雪菜が量子を見ながら感想を漏らす。
同じく銃器を主武器にしているが、戦い方は天地程違う。
「量子のバアイ…前後ダケに重量物がアルのではないのデス…」
雪菜と同じく流体力学的に優れた肢体のサラが珍しくまともに喋る。
胸の膨らみで、羽音曰く『ミリ単位の争い』を繰り広げる雪菜とサラだが、最近はサラの方がやや優勢らしい…

大きなお友達のロマン、発展途上な中二体型のサラに対し…肉体的、精神的バランスが既にオトナな感じの雪菜は伸び率としちゃ不利を否めないのだ。

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