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香港国際学園〜第二部〜二章
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜二章 28

心身共に充実した彼女ならヴィンセントと渡り合えるように、そこにいた全員が納得する人選だった。
「そして…もう一人は烏丸っ!」
次に刀機の挙げた人選は余りにも意外すぎた…
「!??…ホゥワットォ??…」
選ばれるとは思ってなかった当の本人は驚きで言葉も出ない。
「うむ、烏丸が対ヴィンセントの最大の『切り札』…私の予想が当たっていればだがな…この二人には協力してヴィンセントに当たってもらう」

あわわと蒼ざめる烏丸、ご実家はヤミ医者で学園に来てからもヤミ医者…そんじょそこらの不良相手にビビる彼ではないが…流石に『うっかり場の空気も読まずアニメ主人公並に設定』されちゃった敵キャラにブチ当たるとは思っていなかったようだ。
「百恵…逃げるようなら…えー、臨機応変で任せます。」
「殿ぉ?敵前逃亡は○○位しか…思いつかんでござるぅ?」

影汰と百恵のある意味、どっち転んでも○亡フラグ確定宣言な会話で烏丸の姿がセピア色に染まって逝く。

「辺里、剣よ…余り脅かしてやるでない、なあ烏丸?要は連携と『相性』なのだよ。」
モニターは再びC対F戦に切り替わる。
最弱と酷評されるC組の奮戦…。
C組唯一の勝ち星…であった。
F組の飛行能力者、相良昴が空中戦で魔女(本名山田妖子)を追い詰めるも、深追いした所で射撃型のサーティーンの対空狙撃、不時着した所を吹雪姉弟がタコ殴り…。
その間、狼牙三姉妹が武蔵・小次郎の剣豪コンビ(+お嬢様)の追撃を振り切り人質救出…。


「この戦いで…C組は正規の戦闘員の約半数を失ったわ…」
バーチャルの精神ダメージとはいえ、蓄積すれば数日は身動き出来なくなる。
「次の試合では天地様が前衛、そればかりか本来マネージャーの、コーヒー当番のウドウ君まで実戦参加…。」
C組の大半は天地ファンクラブ、それも『常人よりチョット』程度のランク外能力者…てぇか声の主、アンタ誰?

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