PiPi's World 投稿小説

香港国際学園〜第二部〜二章
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 10
 12
の最後へ

香港国際学園〜第二部〜二章 12

影汰の目の前で袴姿の女剣士…剣百恵が主を迎えるように跪く。
そっぽを向いているが少々顔を赤らめた栗原華奈美と、腕組みして笑顔で大きく頷く鉄田理都もいる。
「影汰殿…お帰りなさいませ…」
「うん、ご苦労様です」
女剣士、百恵は鋭い瞳で影汰を見ているが、その瞳にはかつての殺意は見当たらない…どうやら事有る毎に牙を剥いていた狂犬も、いつの間にやら忠実な猟犬になっているみたいだ…
「ふんっ、ちょっと恰好良くなったからって…いい気になってるんじゃないわよっ!」

そっぽを向いたまま吐き捨てる、こっちは素直でない座敷犬の華奈美…ただし、頬を赤らめ恋する潤んだ瞳で言っても何の説得力も無い。
ツンツンだった彼女も、ツンデレになったのは確かのようだ。
「ふふ…華奈美さんは照れ屋さんですね…」
影汰は(多少黒く)そう微笑み、百恵から華奈美のリードを受け取り…グイッと強引に引っ張って引き寄せると抱き締めて唇を乱暴に奪う。
乱暴に扱われたのだが…等の華奈美は蕩けたような表情で影汰に身を任せていた。

「うんうん…それでこそ俺の影汰だ!…」
笑顔で頷く理都…ワイルド母ちゃんにかかると、そんな行為も『影汰が漢らしく成長』したと映るらしい…
影汰は暫し華奈美の口腔を味わった後…ポイッと華奈美を捨てて理都の前に行く。
百恵にキャッチされそこなって、ケツ丸出しで顔面から地面に刺さる華奈美を捨て置き、理都に笑顔を見せる影汰…
「…戻ってきました…理都さん…」
「ずいぶんいい漢になったじゃねえか、影汰…」
ニイッと笑い、背の伸びた息子の頭を撫でるワイルド母ちゃん。

巨体の理都は兎も角、女性にしては長身の百恵や華奈美よりは幾分低い影汰だが、その存在感は牝獣ズ達をかなり上回るまでになっている。
…と、まあ…影汰の方は再会を果たした隣では光樹も奴隷ズと再会を果たしていた。
「「「光樹ぃ〜っっ!!」」」
彼を呼ぶ声に駆け寄る光樹…未来の胸に飛び込み、抱きついて柔らかな膨らみに顔を埋める。
元の身長より10cm以上も小さくなった光樹は、今や並の女の子よりも小さくなり…女の子のような華奢な身体で未来に抱き付く。

抱き付かれた未来も、周囲を囲む奴隷ズ達も可愛らしい主人に蕩けきったような顔で光樹を見る。
そんな彼女達に囲まれ、男に戻って久々に感じる発情した女の匂いは、光樹に強い衝動を引き起こさせるに充分だった。
「未来ちゃん…エッチしたい…」
胸元から上目使いに見上げて言う萌えショタ攻撃が無くても、光樹にそう言われれば何処でも躯を開く未来なのだが…この萌えビームには躯が崩れ落ちそうなぐらいまで心を揺さぶられていた。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す