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苗床日記
官能リレー小説 - 孕ませ/妊婦

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苗床日記 55

「ゴブリンの赤ちゃんはどれくらいで生まれるんだっけ?」
「個体差はあるが、数日以内には大概生まれてるな」
遥香は何が知りたい?
「じゃあ、香梨がケルベロス様の苗床になるのもそのくらい?」
「まあ、1人ずつでも良いがな」
こればかりはケルベロス次第だから俺に決められる訳もないが。
「ちょっとケルベロス様に会って来ても良い?」
何をするんだ?いつものことだが訳が分からない。
遥香は俺が渡した鍵を大事そうに握りしめ、足早に去った。

遥香サイド
(香梨は渡さないわ。私がケルベロスの苗床になるっ)
アイツの前では言えなかった胸の内。
香梨は誰にも言ってないが、実は 
アイツの子供
だった。実験で精液を貰い受け、密かに人工授精して生まれたのが香梨だった。
遥香はケルベロスに香梨の代わりに苗床になると交渉するつもりでいた。
多分、遥自体はケルベロス様のお気に入りのようだから変われないけど香梨となら入れ替わってもケルベロスの怒りは買わないと思う。
(ギィィ)
重い扉がゆっくりと開く。
(我の苗床の母親よまた来たのか?)
ケルベロスが遥香を見て笑う。
(香梨の代わりに私に子供を産ませてください)
ケルベロスの目を見たまま、堂々と言う遥香。
しばらくケルベロスは黙って遥香を観ていた。見ていた。
(あの娘があやつの種から出来た子だからか?)
いきなり自分以外は誰も知らない秘密を言われ、遥香は
驚きに言葉を失った。
(分かるのよ。遥はクリオネとの子供であることもな)
更に言葉が出ない。なぜ知っているのか。
「な、なぜっ」
(容易いこと。我も神獣だからな。あの臭い虎よりは劣るが)
ということは、ハクヤも知っているのか。
「お願いします。私を香梨の代わりにっ、ぜひ」
遥香は我に返り、土下座した。

(ふむ……でも我は年増は好かん)
と、ケルベロスは体毛を掻き分け、股間から巨大なペニスを取り出した。
(我は若い子が好みでな。お主では役不足だ)
しかし遥香は怯まない。
「私も一応生物学上はまだ若い部類に入りますし、それにほら、見て下さい」
(ぐいっ)自らスカートをたくしあげ、自分の下半身を晒す遥香。
下着は着けていない。既に愛液でぐしょ濡れになっていた。
ただしケルベロスは欠伸をしている。
全く興味を示していない。
土下座を続ける遥香を見ていたケルベロスは、ゆらりと体を起こし、遥香のそばに立つ。
(そこまで言うならば試してやろうではないか。)
と切り出した。
「何でもしますっ」
ちょうどそこに、

(ガチャッ)
扉が開いて飛び込んできたのは今一番見られたくないアイツだた。
「何やってるんだ?」
(なに。コヤツが娘の代わりに苗床にしろと言いおってな)
ケルベロスが遥香を顎で示す。
「なっ」
流石に俺は言葉が出ない。
「ママぁ、ハル君終わったよ」
と、香梨も入ってきた。
半裸でいる母とそばに立つケルベロスに言葉が出ないようで固まってしまった。

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