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苗床日記
官能リレー小説 - 孕ませ/妊婦

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苗床日記 50

「へ?」
再び驚かされる。まさかバケモノの子供を欲しがるとはな。流石遥香のこども。規格外すぎる。
「ま、まあ検討してみるよ」
と返すに留めた。即決出来ることではないからだ。
ゴブリンも苗床の匂いを感じ取り、唸り声を上げながらウロウロし始めた。
「じゃ、次はケルベロスだ」
「ケルベロス様!」
「ケルちゃん」
呼び捨てにした俺を睨みつけ、遥香と香梨がそれぞれに訂正してきた。
「まあ、2人が本当に苗床になるのはケルベロス様の方だからね。遥のはイレギュラー」
遥香が言い、俺を見てくる。
「ケルベロス様は気が荒いから、気をつけないと食べられるんだ。精々気に入られるようにしてくれな」
実際、与えた苗床が気に入らなかったのか、惨殺されたことが数回あったのだ。
「怖がること言わないの!」
遥香が睨んで来た。
俺は聞こえなかった振りをして先に行く。
「ここが、お待ちかねの花婿様ね。」
(ようやく苗床を連れて来たらしいな)
遥香の声とケルベロスのテレパシーがほぼ同時に聞こえて来た。
「誰?誰?」
誰の声か分からない遥と香梨。あたりをキョロキョロ見回す。
「ケルベロス様の声よ」
と遥香。俺は黙って鍵を開ける。
「わぁ、可愛い犬!」
香梨が歓喜の声を上げる。ケルベロスは3人の声を聞いていたのか、少し頭を下げていた。
(ふむ、なかなか勇気ある子だ)
(その子がお前の子供か)
「はい、よくお分かりで。こっちが遥でこっちが香梨よ!」
遥香は2人を紹介している。遥香はケルベロスにビビっているが、香梨はケルベロスに興味津々のようだ。
ケルベロスが2人を見ている。
(ふむ、良い苗床になりそうじゃな)
(そうだな、気は強いが従順そうだ)
どうやら香梨も合格らしい。
(こっちは少々ビビってるがそのビビり具合が堪らないな)
「ひっ!」
遥がケルベロスのテレパシーに恐怖の声を上げていた。
(この息子はお前のとこのゴブリンで明日に備えるのか?)
「あぁ。それでいいだろ?すぐに孕み腹を作れるからな」
(うむ、良いぞ。ではまたの)
「ケルちゃんまたね〜」
と香梨。まるで友達に話しかけているかのような明るさだ。
「僕、怖い」
こちらは遥。まあ当然の反応だな。
「ねえ、あなたの体見せてくれない?そしたら遥も少しは安心すると思う。」
部屋に戻った俺達を沈黙が支配した。
沈黙を破ったのは遥香確かかに俺も、これから遥が辿る道を辿り、ハクヤの苗床になった。だからこその遥香の提案だろう。
「え……ま、まぁ。わかった」
元は俺の管理してるケルベロスのせいだし、俺はまーいいやとなる。
ガチャ
その時、ハクヤが入ってきた。
(我の許可なしでお主の身体を好きにするでない)
「はぁー。別に種付けするわけでもないのにいいだろ?」
(ならん。お主は我の番だからだ)
「はいはい。じゃあお前がみてる前で見せるわ。
説明頼めるか遥香?」
俺は診察台に乗ってズボンと下着を脱いだ。

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