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苗床日記
官能リレー小説 - 孕ませ/妊婦

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苗床日記 42

研究している以上、苗床が無事に出産しないと意味がない。
他にも山ほどバケモノがいるが、1度も繁殖に成功してないのはフェニックスだけなのだ。
(グルグルルゥッ)
いきなりフェニックスが鳴き声を上げ始めた。
「んっ、んぎぃぃっ」
と同時に苗床がうめき声。
「お、生まれるみたいだな」
俺は第1段階突破にひとまず安堵する。

数十分後
「あたしの赤ちゃん、赤ちゃんっ」
早苗が愛おしげに生まれたばかりの卵を撫でている。
フェニックスも労るように早苗と卵を舐め回す。
「卵焼きにしたら美味しいですかね」
助手が安堵の表情を浮かべながら冗談を言った。
確かに、でかい。こんなのが入っている苗床の腹は一体どうなっているのかと疑問だ。
「さて、このままだあと二つの卵もすぐだな」
早苗のスキャンを見ると残りの卵も降りてくる準備をしている。
一個めが出た穴はかなり広がるおかげで2個、3個めはほんとにすぐ出てくる。
「はぁーはぁー、んぅーーー!またキタァ!!」
早苗は一つめの卵を抱え、今度は片足を立てた態勢で息んでいる。
「んんー早い!一気に出てきそぉおおお!!」
早苗が叫ぶのも無理はない。
他のフェニックスの苗床同様、一度開かれた産道はやわらかく、一度のいきみで一気に押し出されるのだ。

最初の卵より遥かに早く2個目、3個目の卵が出てきた。
(クルルルルッ、クルルルルッ)
産卵を終えた早苗を労るようにフェニックスが顔、身体を問わず舐め回す。
「あとは、若い二人で仲良くな」
俺は一息入れようと部屋に戻ることにした。
『おぉ、帰ってきたか』
ハクヤは俺が帰ってきたことに気づいて出迎えてくれた。
「あぁ。今回も早かったからな」
フェニックスは基本安産ばかりだ。
だから短期間で終わるからありがたいけど、いかんせん、部屋が暑いから汗をたくさんかいた。
「風呂入ってく、っておい!!」
俺はお風呂に入ろうと思っていたが、ハクヤが飛び乗ってきた。
「ハ、ハクヤっ、ちょっと待てってら、俺汗だくなんだ。汚いからっ」
シャワーに部屋へ帰ろうと背を向けた俺に、ハクヤが飛びかかったので、倒れ込んでしまう。まあ床にはクッションが敷き詰めてあるから怪我はしないが。
「待ちきれんな。一刻も早く我が種を孕ませる」
とハクヤ。
「心配しなくてもさっきので妊娠してるよ。きっと」
「まだわからぬ。我の種を孕むのは主だけなのだ。」
ハクヤの力に叶うはず無く、あっさりと貫かれてしまう。

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