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苗床日記
官能リレー小説 - 孕ませ/妊婦

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苗床日記 37

「じゃ、どうすりゃ良いんだよ!」
俺は半分泣きが入り、叫んだ。
「手段は、あるにはある」とハクヤ
藁にもすがる思いで
俺 「教えてくれ!早くどうにかしないと、ヤバい気がする!」
ハクヤ 「確かに、このままでは後数分もすればクイ−ンは排出するようじゃな」
同僚 「このままクイ−ンが出産したら、どうなるんだ?こいつは」
ハクヤ 「知れたことじゃな。腹を突き破って出てくるからな。結果は1つじゃな」
〈勘弁してくれっ〉
「何でもする!ハクヤ、俺を助けてくれっ」
「我も体の合う苗床は数年ぶりじゃからな。主がおらんくなっては差し障りがあるのじゃ」
ハクヤがそう言って、俺の体を後ろから抱きしめるような格好をした。
「何をするんだ?」
流石に俺も不安でハクヤに聞いた。
「容易なことじゃ。我と主が同体化して、主の体を守るのじゃ。我の体ならばクイ−ンごときに壊れん」
幻獣は人化も自由自在のため、人化して俺を抱きしめた。

「で、どうするんだ?
『まずはクィーンに産ませるのだ。それで主の身体は結界はるからおぬしがクィーンが出産で腹が縮んだらまずはクィーンを引っ張り出す。その後主の中に手を入れて子ゴブリンを引きずり出すのだ』
「あぁ、わかった。」
同僚も色々それに備えて準備を始めている。
「ウガァギャギャァァアアア!!」
『そろそろくるようじゃな。』
本格的にクィーンゴブリンの出産が始まったらしい。

俺 「あぁ、少し痛みが薄れた気がする」
ハクヤ「我が主の痛みを緩和する薬を注入しておる。そのせいじゃ」
〈さっきから肛門辺りがムズムズしてるの、そのせいか〉
同僚「出てきたぞ!」
ハクヤ「主よ、腹部に力を入れよ!」
〈うぅ~っ、こんにゃろっ〉
俺はありったけの力を込めた。
〈プギャァップギャァッ〉
クイ−ンが、ズルリと俺の中から這い出してきた。
「でっけー。こんなヤツがお前の中にいたのかよ?」
同僚が驚嘆の声。
完全に出てきたのは、全長3m近くはありそうな、化け物だった。
「主よ、終わりではない。これからが本番じゃぞ」
ハクヤに言われ、思い出した。そうだ、まだ腹にはマスターが残っている筈だ。
「でもさ、マスターは側近2体と生まれるんじゃないの?」
同僚が誰に対するでもなく呟く。
そうだ。忘れていた。側近の1体は既に目の前で赤子を抱いているが、もう1体は?
ハクヤ「主らは何か勘違いしておるようじゃな。あの雌ゴブリンの胸にいるのが側近じゃよ。」
「でも、あの赤子はあの女ゴブリンが産まれて直ぐに生んだんだ」
確かにそうだ。色んなことが起こり、混乱してる。
『そんなことより、早く主の中からマスターゴブリンを引っ張り出すんだ』
「わかったよ。」
同僚は何の躊躇いもなく、俺の中に手を入れた。
「手は掴んだってことは横向きだな。
痛くないか?」
「あぁ。なんか変な感じはあるが」
同僚はどうやら子宮の中に手を入れているようだが、
痛みはないが腹の中が掻き回されている感じがする。
痛みはハクヤがなくしてくれて麻酔がかかってるような感じか。
「引っ張るぞ!こいつ、ほんとにクィーンゴブリンから出てきたばかりかよ。でかいぞ!」
「うぅ!!」
同僚がゴブリンを引っ張ってくれているのだが、内臓が引っ張られている感覚で激痛が走る。
ハクヤの力でもこれ以上いたみはけいげんさせられないらしい。
俺「痛みが強くなってきた。ハクヤ、なんとかしろ!」
ハクヤ「主には済まぬが、これ以上は軽くできぬ。我慢するのじゃな」
〈くそっ!〉
ヤケクソで力を入れた。
同僚「おっ!出てきた、出てきた。」
〈ギュワギュワッ〉
クイ−ンが叫び声を上げる。
ハクヤ〈グジュルグジュルッ、ブルワッ〉
俺と同僚が格闘すること20分。
〈ギュワッギュワッ〉
「産まれたぞ!おい、大丈夫か」
出てきたマスターは、出た瞬間からみるみる大きさを増し、クイ−ンの倍はあろうかという巨体になった。

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