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苗床日記
官能リレー小説 - 孕ませ/妊婦

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苗床日記 26

「ただな、あくまで噂なんだがな、アダムが妊娠させた苗床が産んだガキ、お前知ってるか?」
勿体つけすぎるのがコイツの悪い所だ。見た目は男だが、人類学的には、女になるらしい。まあ、俺も今後は分からんから、人のことは言えんが。
「どういう意味だ?」
訳が分からず聞き返すと、
「皆、母親を産まれて直ぐに犯すんだと。」
「大体、生まれた瞬間から成長し始め、あっと言う間に3mもの巨大な身体になり、母親の苗床を犯すってんだから。」

俺は初めて聞く話だった。
アダムは確か双子の姉がいる。俺はそれを思い出し、
「姉ちゃんの方は、どうなってんだ?」
と聞いてみた。
「あぁ、イヴか?」
そう。アダムにちなみ、イヴと名付けられている。
研究所のお偉いさんが考えてることは分からん。
「えっと、その、イヴの方ももしかして」
言いにくそうな俺に、同僚は笑いながら
「勿論、両方お持ちだそうだ」
ふたなりの姉弟か。
「イヴの方はもっとタチが悪くてな。
あいつは産んだ子を襲うそうだ。ヤバくね?
だから精力がない魔物の子供が産まれるとすぐ死ぬことが多いんだよなー」
同僚は苦笑いしているが、自分が産んだ子を犯すってなんかすごいな。
ファイヤードックの方を見ると苗床の割れ目からプシューと音を立てて破水したようだ。
熱湯じゃないかと思うくらい湯気たった液体が流れてる。
「うぅ…あ、あ、あちゅぃ!?」
アダムも流石に熱さを感じているようだけど火傷はしていないみたいだ。

「うぅ…」
俺の方も変化があった。
漸く一体目の羊水がで終わったみたいだが、
一体分空いたせいか2体目がもごもご移動を始めている。
まだ2体目の破水はまだだが、足が下だし早く産んでしまいたい。
「おっ?また同時出産か?仲の良いことで」
また同僚が茶化す。俺はいい加減にしてくれと毒づいた。但し、腹の中でだが。聞いているとしたら、ゴブリン2体だけだろう。
こいつに文句を言うと、100倍になって返ってくる。
「ファイヤードッグ、ついに父親か。人間の苗床相手の、だがな」
〈グルルルッ、ガルルルルルッ〉
ファイヤードッグが唸り声を上げ始めた。側で観察されていることに気付いて、威嚇しているのだ。
「フレちゃぁん、あかしゃんうまれるにょぅ」
アダムの声に、ファイヤードッグが意識をアダムに戻し、羊水を噴き出し続ける割れ目を舐めている。
相変わらず凄い熱気と湯気だか、最初と違いアダムが熱さを感じてはいなさそうだ。
「あと、最近仕入れた話だがな」
と前置きし、再びイヴとアダムの話をして来た。
「今、イヴは龍王、リヴァイアサンの苗床で、またリヴァイアサン自身もイヴの苗床になってるんだと」
「はあ?確かにリヴァイアサンも雌雄同体だから、フタなりみたいなモンだろうが」
こんな話聞いたことが無かった。苗床になりながら、種主に種付けする。普通なら有り得ない。
「だから、フタなり姉ちゃんのイヴが選ばれたんだろ。アダムと違って、男性も立派だしな」

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