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苗床日記
官能リレー小説 - 孕ませ/妊婦

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苗床日記 23

この龍蛇に限らず、化け物どもは苗床が若い、年寄りは全く気にしないようだ。
「この苗床は、払い下げして貰えるのかなぁ」
同僚の声に俺は改めて龍蛇の苗床に目を遣る。
〈どう見たって、10代だよなぁ。〉
苗床が来た時の写真を眺める。
何度見ても、60歳だ。今の苗床とは似ても似つかない。
「さぁな。龍蛇の気分次第だろ。そんなこと」
俺は吐き捨てる。
「ヤバい。俺も、、、あっ…」
全てを言い終わる前に、下半身から生暖かい液体が流れ出す。ついに、破水したのだ。
「いよいよじゃん。最初は側近ゴブリンだっけか?」
「うぅ...そぅ...一気に、きたわ!」
俺はそう言うと羊水をタオルで拭うと薄く緑色が混じった水が出てきているため、自分の身体だけどドン引きしそう。
破水したことで一気に一人目の側近ゴブリンが出てこようとしている。

「う...むぃ..うげぇぇぇえええ...」
「わー!いきなり吐くなよ!!」
出てこようとしているゴブリンが出口を探しているのか更に動きが活発になり、その動きが気持ち悪く、思わず吐いてしまった。

今にも少しずつ俺の膣を無理やり広げて側近ゴブリンが出て来ている。
「ギッギャァッ、、、洒落にならんっ」
襲い来る激痛に身悶えする俺。
「アチラさんを見習えって」
と、同僚が龍蛇の方を見ながら言った。
「あっ、あっ、りゅうじゃさまぁ、赤ちゃんが生まれますぅっ、あっ、あっ、」
苗床が快感を訴えるのは、勿論理由がある。
龍蛇が苗床の身体を包み込むように寄り添い、今にも破裂せんばかりの腹部を舐め回しているからだ。
「俺の種主も、あれくらい優しさがあればっ、なぁっ」
全身が真っ二つに割かれそうな激痛に身悶えし続ける俺の言葉を聞き、同僚は俺に目を向け、
「何せ、あのゴブリンだぞ?有り得ないなぁ」
何せ他人事だ。それでも、一応俺は
「で、種主は今どうしてる?」
と聞いてみた。
「愚問だろ。新しい繁殖に精を出してるさ」
〈はぁ?マジかよっ〉
流石に俺は耳を疑う。何せ、ほんの数時間前に俺に種付けしたばかりだ。いくら何でも早過ぎるだろ?
「しかも、今度の苗床に選ばれたのは、なぁ」
勿体つけやがる。早く言いやがれ。
俺のそんな表情を面白がってやがる。
「あの、フタなり君だぞ?見ものだと思わないか?」
「わぁー。こんなんじゃ、なきゃ拝みに...うごっ!?」
俺は股になにかが挟まった間隔に声が出た。
「あ。側近ゴブリンの頭が嵌ったよ。」
同僚は俺の股を見て確認してくれる。
どうせ側近ゴブリンは小さいからさっさと産める。
だから俺は産みやすいように椅子から降りて椅子を支えにしゃがみ込んで和式で用を足すような体制で踏ん張った。

「龍蛇の方もう頭が出て身体がズルズル出てきてるな。」
同僚は俺の下にタオルを敷きつつ隔離ケースの準備をしながら龍蛇の佳境に入った出産を見ているらしい。

「どっちの生まれるのが早いかな?頑張れ!」
俺に応援?を送って来た。
〈完全に楽しんでやがるな、コイツ〉
「いい加減にっ、イギィィっ、」
流石に一言言おうとしたが、言い終わる前に今まで以上の痛みが俺を襲った。
「ほれ、ほれ、息まないか。もっと。もう半分出てきてるぞ!」
同僚の声。どうやら、どうにか一体目が出てくるらしい。
〈ブギャァァッ〉
「生まれたぞ!女の子だ」
同僚の腕の中に、緑色の肌をした、ゴブリンの赤子が抱かれていた。
側近とは言え、産まれたすぐは普通のゴブリンと何ら変わり無いように見える。
〈メスだって?有り得ない〉
俺は女の子という同僚の言葉に耳を疑った。
何故ならゴブリンは、雄しかおらず、従って他種族のメスを苗床に、繁殖するからだ。

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