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苗床日記
官能リレー小説 - 孕ませ/妊婦

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苗床日記 3

しっかしデッケェ腹。見慣れてる筈なのだが、化け物の胎児を孕んだ妊婦の腹の大きさに、毎度ビックリさせられる。
化け物の子は、毎回妊娠期間が違うのだ。今までの最長は2年。普通なら考えられないが、化け物は苗床が孕んだことを察知(1回で100%孕む)すると、苗床の体を体内に取り込み、苗床を保護する。
だから、あり得ない超ロング妊娠すら可能なのだ。その間も、化け物から必要な栄養を与えられるらしく、苗床に食事を与える必要がないのだった。(中に男性が入ろうものなら、5秒で殺されるし、と言って女性に運ばせると苗床にされる。
しかもこれは、女性の年齢は関係ないようだ)
この研究を始めた頃は、あらゆる年代の女性で試したらしい。下は小学生低学年から、60代まで。
化け物は見事に、全員を苗床にしたってんだからストライクゾーンの広さには舌を巻く。
と言うか生きてる女でさえあればいいってことだろうが。妊婦さえも苗床になるってんだから。
暫く見ていたが、
まだもう少しかかるようなので、
「また動きがあれば呼んでくれ」
と言って繁殖室へ。
まだ生殖中だ間に合った。まあ録画はしてあるが。
とはいえ、少女の姿は化け物の体内から見える顔だけ。全身呑み込まれてしまい、生殖も終わりに差し掛かっている。
このままで出産間近まで過ごすのだ。幸い少女にはもう意識はなく、化け物から与えられる栄養と快楽のみ。
まあ、正気を持ってたら狂ってしまうだろう。
いつも感じることだが、少女には何も見えていないだろうし、文字通り体中を支配している化け物から与えられる快感が全ての世界に身を委ねているというのは、いったいどんな感じなんだろうか。
それを知りたくても、体内から解放される時には既に少女は人間では無くなっている。だから、会話等成立しない。
「おっと、こいつに餌をやらなきゃな」
そう言うと、檻のもうひとつの扉を開けるスイッチを押す。
「めぇ~」
という鳴き声と共に入れられたのはヤギ。
化け物とて、餌が必要で、それは生きた動物だ。とりわけヤギがお好みらしく、1日1回はヤギ。後は、担当者のチョイスに任されている。
「ほれっエサだぞ」
そう言って、エサの檻を開けるボタンを押す。
「メェ〜〜〜ッ」
鳴き声とともに、ヤギが飛び出してくる。
瞬間でとらえられ、化け物の体内に取り込まれるヤギ。恐怖を感じる暇さえないだろう。
化け物の体内では、新しく命を育む少女と、命を落とすヤギの二つの世界が今繰り広げられている。

「さてと、他の部屋も見回らなきゃな」
そう言って廊下に戻り、次の部屋を開ける。毎回数人の女性が連れられてくるのだ。化け物も、一体のわけがない。
「うぉっ、コイツはまだ始まったばかりか」
さっきの檻よりもやや小さめの檻に、少女と化け物。
この化け物は、見た目は完全に犬。シェパードといったところか。

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