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ライオンの星
官能リレー小説 - 孕ませ/妊婦

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ライオンの星 6

この星には、政府というものは、存在せず。当然法律も存在しない。
あるのは、長い間に人々の間で自然と作られた、掟という名の慣習法だけである。
この星では、主人である男(マスター種)一人と、奴隷である複数の女(スレイブ種)たちによるハーレムが、社会の基本単位を形成している。
そのためハーレム内の問題は、主人である男が、問題を裁き解決する。
もしハーレムとハーレムの間で問題が発生した場合は、ハーレムの主人である男(マスター種)同士の話し合いで解決される。
しかし、当然話し合いで全ての問題が、解決されるわけでは無い。どうしても話し合いで決着が付かない時は、マスター種同士の決闘か、最悪ハーレム同士の戦闘によって決着が付けられる。



もしも戦闘になると俺のハーレムは、圧倒的に不利だ。
そもそもレイナ達乳牛種は、根本的に戦闘に向かない種族であり、もし戦闘を得意とする猛虎種や銀狼種に襲われたらひとたまりも無いだろう。
つまり現在俺のハーレムで戦力として考えられるのは、俺自身だけというわけだ。
しかし、この星では、主人であるマスター種の死は、即ハーレムの消滅を意味し。戦闘であれば、その瞬間敗北が決まる。
そのためこの星の戦闘において、マスター種の役目は、基本的に戦闘の指揮であり、マスター種が自ら戦うのは、負け戦の最終段階で、周囲に配下の奴隷が居なくなった時か、味方の士気を上げるためのここぞという時だけである。


つまり俺が自分のハーレムを発展させることを望むなら。目下の急務は、戦闘に適したスレイブを自分の奴隷として手に入れる事だろう。
今の俺が戦闘型のスレイブを手に入れる方法は二つある。
一つ目はレイナ達を手に入れた時のように、野良スレイブを奴隷にするという方法である。
ただ問題はある。まず第一に野良スレイブは、スレイブ全体から見れば、あくまで少数派であり、大抵何らかの問題を抱えていることが多い。何より乳牛種や白豚種ならともかく。猛虎種や銀狼種といった戦闘に適したスレイブは、少産で人気も高いため。野良スレイブは、滅多に存在しない。
可能性があるとすれば、狗犬種だが近隣に彼らの集落があるという噂は、聞かない。
そうすると俺が選ぶ道は、他のハーレムからスレイブを手に入れるという方法になる。
しかし、この方法にも問題がある。ハーレムに所属している以上。そのスレイブの所有権は、そのハーレムの主人であるマスター種にある。
当然スレイブを得るには、主人と交渉する必要があるが。多少豊かに成ってきたとわいえ、俺にはまだスレイブを買うだけの財産は無い。
かといって略奪なんぞしたら当然そのスレイブの主人との戦闘になる。戦闘に成れば俺に勝ち目は無い。
つまり八方塞がりという分けだ。

俺の話を聞くとレイナは、悲しそうな顔をする。
「ご主人様・・・なにもわざわざ集落を移さずとも良いではありませんか・・・ここに住んでさえいれば、最低限の生活は可能です・・・もし私どもにご不満なら、ご主人様に気に入られるよう精一杯努力いたしますから・・・」
「いいやダメだ!現状に甘んじるのは、老人と臆病者のすることだ!それとも貴様は、俺を臆病者と言うか!」
レイナは俺の怒りを買ったと思ったのか、俺の言葉を聞くとベットから降り床にひれ伏す。
「もっ申し訳ございませんご主人様・・・卑しい牝奴隷の分際で出過ぎたことを申しました・・・どうぞお許し下さい」

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