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ライオンの星
官能リレー小説 - 孕ませ/妊婦

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ライオンの星 1

地球から遥か彼方に存在する惑星M2。
この星の環境は地球に非常に酷似しており。そのせいかこの星の支配者である知的生命体は、地球人とほぼ同じ外見をしている。
ただし一つだけ異なる点がある。男女の出滓率が、圧倒的に女性の方が多くその差は、数十対一である。
その為、この星の人類は、男性一人に対し最低でも数人。多い人間は数十人から百以上というハーレムを作る。
この星では男性の地位が高く男性(マスター種)は主人として主に生殖行為のみを行い。労働は奴隷である女性(スレイブ種)が行う。
より優秀な女奴隷をより多く持つ事は男性にとってステータスであり。女性は主人に奉仕しより多くの子供を産むことが、喜びである。
そんな地位の高い男であるが、さりとて安泰ではない。
ハーレムに居れる男は1人のみ。
仮に男児が生まれたとしてハーレムに居れるのは15歳まで。
15歳になるとハーレムの主である男に勝利しないかぎり追放される運命だ。
殆どの場合、15歳の少年と大人の男が勝負になる訳がなく、自動的に追放となるのが常であった。
追放された少年は荒野を彷徨うしかなく、どこかのハーレムの男に勝利して乗っ取るか、自らの力でハーレムを築き上げないかぎり、安住の地が無いわけである。
そうであるから貴重な男とは言え、種を残すことができるのは厳しい生存競争に勝ち抜いたものだけの特権であるのだ。

そんな世界の辺境地区。
二人の母娘が歩いていた。
籠に収穫物を入れ全裸で歩く母娘。
この地域では服を着る習慣はなく男女共に裸であるが、何の装飾品も点けてない2人は相当貧しいように見える。
貧しそうな割に豊満な肉体と巨大な乳房・・・
彼女達は乳牛種と呼ばれる者達だ。


スレイブ種には何種類か種別がある。
身体能力に優れ、狩りや戦闘を得意とする猛虎種。
知性に優れ手先の器用な白狐種。
力自慢で働き者の大猪種。
水泳や漁の得意な川獺種。
そして、身体能力に劣り知性もそう高くなく臆病な乳牛種。
最下層の種族であり、他の種族の家畜にされたり辺境に追いやられたりしている彼女達の唯一の特徴が豊満な肉体と豊富に出る母乳ぐらいである。

その乳牛種の母娘は、いつもの食料探しの帰り道に行き倒れを見つけたのだ。
それは傷だらけの少年で、まだ息があった。


「男の子みたいね・・・まだ息があるわ」
「これが男の子なの?・・・初めて見たわ」
娘の方が少年を見て驚くが、乳牛種を好き好んで種付けする男なんてそういないので仕方ない話だ。
母親の方はかつて暮らしていた乳牛種の集落が猛虎種に襲われて略奪された時に、そのハーレムの男にオモチャにされて娘を数人身籠ったが、飽きて集落ごと捨てられた経験があった。
それだけに多少男に不信感めいたものもあったが、放置もできないので彼女は少年を集落に連れて帰る事にしたのだ。

「くっ・・・」
幸い少年の傷は浅くすぐに目ざめた。
「あらもう起きたの?」
乳牛種の女は、少年の顔を覗き込む。
「もう大丈夫よ。私は、レイナあなた名前は?」
少年は周囲を警戒しているようだが、相手がスレイブ種とわかると少しだけ警戒を解いた。
「レオン。俺の名はレオンだ」
そう俺の名は、レオン。誇り高きマスター種(男)だ。
この星の男性は、十五歳で成人とされ。大抵生まれ育ったハーレムを離れ自らのハーレムを作る為旅立つ。
しかし、まれにレオンのように父親であるハーレムの主に戦いを挑むものもいる。


だが、父は自らの奴隷である猛虎種の女戦士たちを率いて、数多の戦闘に勝利して来た、この地方でも有数の強者。
結果は目に見えていた。
なすすべも無く負けて追い出された彼が朦朧とした意識で彷徨って倒れたのがあの場所だったのだ。
それを思い出し苦虫を噛み潰す。
自分の未熟さにであった。
「貧しい所だけど男をもてなすのには困らないわ・・・ゆっくりして頂戴ね」
あの母娘の母の方であり、この乳牛種の集落の族長であるレイナが微笑んで言う。
きっとこの少年も乳牛種なんて眼中にないだろうが、性欲処理ぐらいには使ってくれるだろう。
最下層の彼女達にとってはそれすら慰めであった。

レオンの方はその声を聞きながら周囲を見渡す。
かつての集落の大豪邸と比べるとここは家畜小屋並だ。
それにきらびやかな装飾品で着飾った女に見慣れた彼にとって、装飾品一つ無く全裸のレイナは逆に新鮮だった。
「助けてくれたんだな・・・ありがとう・・・」
レオンの感謝の言葉にレイナが驚く。
通常、マスター種がスレイブ種に感謝なんてありえないし、しかも最下層の乳牛種なんて家畜扱いだ。
むしろ助けさせて感謝しろと言われてもレイナも驚かない。

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