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ライオンの星
官能リレー小説 - 孕ませ/妊婦

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ライオンの星 36

「突ええええええええええええええええええええ撃!!!」

「「「「「「「「「「「「「「「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」

「迎え撃てええええええええええええええええええ!!!」

「「「「「「「「「「「「「「「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」

夜明けの朝靄の中始まったエルゴ軍とチャムカ軍の決戦は、双方逃げ場の無い窪地で行われた事も相俟って、当時の草原地帯では稀に見る激戦と成った。
戦いの始まった当初は主人であるエルゴ自らが先頭に立ち戦うエルゴ軍が優勢であったが、この猛攻撃にチャムカのスレイブ達は良く耐え抜き、その間にチャムカの本隊から離れて行軍していたキルコ・ガウン・ドダイの三隊がエルゴ軍の背後を突いたため、チャムカ率いる本隊と息子達が率いる別働隊に挟まれたエルゴ軍は徐々に追い込まれていった。
エルゴ軍は主人であるエルゴの指揮の下奮戦を続けたが、乱戦の中主人であるエルゴが飛来した矢に額を貫かれ戦死すると、生き残りのスレイブたちは殉死した一部を除いて全員が降伏。
その後エルゴのハーレムを接収したチャムカ軍は、戦利品である領地と財宝とスレイブたちを山分けした。
エルゴのスレイブを初めとする財産の内半分は盟主であるチャムカの取り分となり、残り半分をチャムカの五人の息子達と、レオンの六人が均等に分け合った。
ライバルであったライガの死と、新興勢力であるエルゴの挑戦を退けた事によって、チャムカは東部草原地帯を支配下に置き、草原最大の実力者と成った。
「ガハハハハ!見事な戦いブリであったぞ、レオン!これが初陣とは思えぬほどだ!義兄弟もあの世で満足しておるじゃろう!」
今や近隣に並ぶ者のない実力者と成ったチャムカは、レオンや息子たちと共に戦勝の宴に酔い痴れていた。
「いいえ、全て義叔父上と諸兄の助力の御蔭です」
実際エルゴとの戦は途中何度かヒヤリとさせられる場面が有ったものの、終止チャムカの思い描いた通りに進んだ為、本陣にてチャムカの護衛役を務めていたレオンは、深入りしてきたエルゴのスレイブ相手に数度切り結んだだけに終わった。
(出来れば親父を殺したエルゴは俺の手で倒したかった・・・)
父であるライガを殺したエルゴを倒す事で、父親を超える事を望んでいたレオンにしてみれば、正直不満の残る初陣であった。
「いや、エルゴの軍勢が本陣まで攻め込んできた時、お前の奮戦が無ければわしの首はあそこで落ちていたやもしれん。そうなれば、今宵戦勝の宴を開いていたのはエルゴの方であったじゃろう。良くやってくれた!」
そう言ってチャムカは上機嫌でレオンの器に酒を注ぐ。
「さあレオン!息子たちよ!今宵は朝まで飲み明かそうぞ!!」
「「「「「ハイ!」」」」」
「ハイ!チャムカおじさん!」
こうして始まった戦勝の宴は、朝どころか一周回って翌日の夜になるまで続いた。

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