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ライオンの星
官能リレー小説 - 孕ませ/妊婦

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ライオンの星 30

エルゴが決戦の地と成る山脈地帯に足を踏み入れた丁度同じ頃。レオンは初陣となるであろう戦いに向けて闘志を燃やしていた。
(見てろよエルゴ!父上の仇め!本来ならこの俺こそが父上を打ち倒すハズだったんだ!それを横取りしやがって!!・・・エルゴ!貴様を殺し、アイコを・・・否!皆を救い出し、俺が父上を超える男だと言う事を証明してやる!!)
戦いに逸るレオンの両隣では、今度の戦いの為に自らのハーレムから連れて来たアルティナとジゼルが、自らの主人を心配そうに見つめていた。
「ご主人様・・・余り張りつめていますと思わぬ不覚を取りますよ・・・少し冷静に成られては?」
「そうだよ!どうせこの位置じゃ私たちが戦うのは、戦いの最終段階だろうし・・・多分決戦は明日に成るだろうから今日はもう休んだら?」
今のレオンは言わば気合いが入り過ぎて、空回りしている雰囲気も無きに在らずといった感じだった。
ジゼルの言う通り、エルゴ軍がどれ程早く行軍を行おうと、同盟軍との接触は明日以降に成るだろうし、またレオンはチャムカの計らいで、チャムカの本陣近くに陣を構えて居る為、レオンの出番はエルゴの首を落とす寸前か、或いはエルゴの軍勢が、チャムカの防御陣を突破し、チャムカの首を取りに来る時。
どちらにしても戦いの最終段階に成ってからだ。
「そうだな・・・今日は早めに寝て、明日の為に英気を養うか・・・」
「そうですよ!それが良いです!!」
「ヤッホウ!私、今夜はタップリご奉仕しちゃいますね!!」
ジゼルのこの言葉にアルティナは眉を吊り上げる。
「バカな事言うんじゃないわよこの脳筋女!!ご主人様は明日の決戦の英気を養う為にお休みに成るのよ!!疲れさせてどうするの!!」
「黙れこのタカビー女!!ご主人様が存分に戦えるよう戦の前に体で御慰めするのが、戦場に於けるスレイブの役割ってもんでしょう?ご主人様に抱かれるのが嫌だって言うなら、私がご主人様に抱かれるのを端っこで見ていなさい!!」
「なんですって!!」
「なによ!!」
(やれやれ)
「落ち着け二人とも!チャムカさんのスレイブが見てるだろうが!!」
主人のその言葉にようやく我に返ったジゼルとアルティナは、バツの悪い顔を浮かべる。
「も、申し訳ございませんご主人様・・・」
「ごめんなさい・・・」
「まったく・・・」
(どうしてこの二人はここまで仲が悪いのかなぁ・・・)
レオンのスレイブの殆どが、戦闘に向かない乳牛種である事と、狗犬種の双子奴隷であるミナとマキ。そして黒豹種のスレイブであるファルが妊娠している為、今回の戦争にはジゼルとアルティナだけを連れて来たのだが、この二人はすこぶる仲が悪く、些か連携に難が有った。
「まあ、良い・・・そうだな。今日は二人一緒に奉仕してもらおう。三人で一緒にエッチすれば、お前達も少しは仲良く成れるだろう」
「え・・・」
「この女と一緒ですか?」
「何だ?不満なのか?」
「い、いいえ!とんでもございません!」
「ご主人様のご命令とあらば喜んで!」
レオンの言葉に一瞬不満げな表情をした二人だったが、すぐに笑みを浮かべて従順に頷く。
(フンッ!上等よ!アルティナの身体よりも、私の爆乳オッパイの方が気持ち良いって事をレオンに教えてあげるわ!)
(まあ、良いですわ・・・この際ジゼルと私どちらが優秀な奴隷であるか、ご主人様に判定していただくのも悪くありませんわね。どちらがご主人様の奴隷として相応しいか、ジゼルに見せ付けてさしあげましょう)
ジゼルとアルティナは内心そう呟くと、レオンの右腕と左腕に自らの腕を絡め、彼らの為に用意されたテントに入って行った。

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