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ライオンの星
官能リレー小説 - 孕ませ/妊婦

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ライオンの星 21

「ああレオン様!良かったご無事だったのですね!!」
キョウコはレオンの姿を見つけると、そう言って涙を流した。
「キョウコお義母さん!一体どうしたんですか?そんな姿で!?」
「ああ・・・レオン様・・・ご主人様が・・・アイコが・・・」
「!?あ・・・アイコがどうしたんですか?」
愛する異母妹の名前を聞いて、レオンは不吉な予感を覚える。
「はい・・・レオン様・・・ご主人様のハーレムが、他のハーレムからの襲撃を受けて、壊滅いたしました・・・ご主人様は敵のマスター種との壮絶な一騎打ちの末戦死され、ご主人様の支配下に在ったスレイブも、大半が捕らえられました・・・そして、その中にアイコも・・・」
「な!何だって!?」
余りにも衝撃的な話にレオンは一瞬呆然とする。
「しっ信じられん・・・草原最強の勇者と言われた親父が一騎打ちで敗れるとは・・・そ!それにアイコまで・・・」
レオンの脳裏に一年と数か月前自分を圧倒的な力で打ち破った父の姿と、長年共に時を過ごした愛する少女の姿が、浮かんでは消えた。
(これが、草原の摂理でもあるんだな・・・)
しかし、同時に父親の死をレオンは驚きつつも父親が戦いで敗れて死んだのは草原の掟なんだと感じる。
「レッレオン様、だっ大丈夫ですか?」
「ああ、キョウコお義母さんすまない。余りに予想外だったでね」
呆然とするレオンをキョウコは心配するが、すぐにレオンは我に返った。
「キョウコお義母さん、疲れたでしょう。詳しい事は後で聞くよ。今はゆっくりしてくれ」
レオンは自分に知らせる為に昼夜を問わず走ってきたせいで、疲労困憊しているキョウコに休むよう言った。
「ただその前に一つだけ教えてくれ・・・親父を倒し、アイコを連れ去った男は、いったい誰なんだ?」
レオンの質問に、キョウコは急にガタガタと身体を震わせ始める。
おそらく集落を襲われたときの恐怖を思い出したのだろう。
だがここで引いては父の仇がわからない。
レオンは黙って震えるキョウコの答えを待つ。
「ご、ご主人様を・・・レオン様のお父様を倒した男の名前は・・・エルゴ。
 数年前に彗星のごとく現れ、次々と集落を滅ぼし、急速に領土を広げている男ですっ!」
「!!」
エルゴ。レオンは風のうわさでその名前を耳にしていた。
かなり好戦的な男らしく、次々と落とした集落を取り込み、今やその戦力は一大勢力にまで達していると言われている男だ。
そして戦闘だけでなく子作りにも精力的な男で、マスターを倒して奪った女を次々と凌辱し、自分の女として飼っているとも聞く。
うわさが確かならば、捕まった父のスレイブたちはもう彼の所有物にされているかもしれない。
義妹であるアイコも・・・。
「・・・っ!」
最愛の女が見ず知らずの、それも父親の仇に抱かれている姿を想像したレオンは怒りのあまり、歯ぎしりをして血が出るほど強くその手を握りしめた。
話を聞いた当時、エルゴはかなり遠くで暴れているということだったから今まで特に注意もしていなかったが・・・。
まさかこんな短期間にここまで勢力を拡大しているとは予想外だった。
早急にこれからのことを考えなくてはならない。
「おい!誰か!誰かいないか!?
 キョウコ義母さんに温かい食事とベッド、それと風呂を用意してくれ!」
レオンは控えていたスレイブたちにキョウコの面倒を頼むと、夜伽当番のスレイブたちを連れて部屋へと戻っていった。
本来ならすぐにエルゴ対策を考えたいところ。
しかし超えるべき相手だった父の死、家族だったスレイブ(特にアイコ)の捕縛を聞いてからというもの、心が嵐のように荒れまくっていてまともに考えることができない。
冷静さを取り戻すためにも女を抱く必要があった。
(今日の当番の女たちだけでは足りないかもな・・・。後で誰かに追加を頼んでおこう)
そしてその夜、レオンは最近ではなかなか見られないほどの勢いで、次々と女たちを組み伏せていくのであった。

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