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ライオンの星
官能リレー小説 - 孕ませ/妊婦

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ライオンの星 3

俺の言葉にレイナは、一瞬だけ押し黙ると次の瞬間。
「レオン様。図々しいお願いであるという事は、承知の上でお願いいたします。私たちをレオン様の奴隷にしてください」
俺はその言葉にずいぶん驚いた。この星では、スレイブ種である女の方から奴隷関係を申し出るのは、ハシタナイ事とされている。
なぜなら奴隷を選ぶのは、主人の権利であり、奴隷関係を結ぶのも破棄するのも主人の意思だからだ。
だからこそ俺の母は、自殺する以外に他に道が無かったのだ。
「レイナ自分が何を言っているのか分かっているのか?」
「ハイ!お願いですレオン様。レオン様の奴隷にしていただければ、私たちは周りから搾取される事は無くなります。それに主人に奉仕し主の子を孕む事こそが、スレイブ種である女の幸福です。しかし、私たち乳牛種は、マスター種の気まぐれか、よほどの幸運が無ければ、主を持てません。
このままでは、娘たちは一生マスター種に仕える事無く。子も産めず生涯を終えてしまいます。
まして私のような子を産んだ挙句。主に捨てられるような女は、もう二度と主人持ちにはなれません」

たしかに野良スレイブでは無く、主人持ちのスレイブになれば、搾取されることも虐待される事も無くなるだろう。
主人持ちのスレイブの商品を安く買い叩いたりするのは、主たるマスター種を侮辱しているという事であり、大問題になる。
主人持ちの奴隷は、主人の所有物であるため。
主人以外による虐待や殺害は、主人であるマスター種どおしの問題となる。犯人が野良スレイブなら問答無用で殺害されても文句は言えない。
また乳牛種の奴隷は、他の種のスレイブに比べ人気が無く。乳牛種の主人持ちスレイブは、五人に一人位であろう。
まして処女ならともかく何人も子を産んだ挙句、主人に捨てられた女など見向きもされないだろう。
主人に捨てられるのは、この星の女にとって最大の屈辱であり、俺の母のようにそれに耐えられず自殺する女も多いのだ。


だが主人持ちに成るのは、当然リスクもある。
主人持ちの奴隷は主人の所有物の為。例え主人に虐待されようと殺害されようと文句は言えないし、逃亡もできない。
事実レイナの前の主人は、残忍な男で殺害される事無く。飽きられ捨てられたのは、レイナにとってむしろ幸運だったろう。
マスター種同士の交渉によっては、売買される事もありうる。

そのリスクすら恐れずレイナは集落の者を全てレオンの前に集めた。
臆病な乳牛種としては異例の行動であろう。
集落の構成はレイナをリーダーにレイナの妹3人とその子供達の十数人。
大きすぎる乳房は生活の邪魔であり、彼女達は労働も不得意で器用さもなく動きも鈍重。
その上、余り賢くも無いせいで家族単位小さな集団しか構成できないのだ。
だが、レオンはこの穏やかな性格で非常に従順な乳牛種を意外と気に入っていたのだ。
それに彼女達の乳製品は相当に気に入っていた。
「みんなは俺が主人でいいのか?」
そう聞いたレオンに彼女達からは笑いが漏れる。
マスター種がスレイブ種に許可を求める等ありえない話だ。
だが、数日生活して臆病故に感受性の強い彼女達は、レオンの人となりが理解できていた。
レイナの妹の一人がレオンに近づくと屈み込み、その巨大な乳房を押しつぶして地面に這い蹲りレオンの足の甲にキスした。
「私の全てをレオン様に・・・」
それは、もっとも屈辱的な忠誠の誓い方で、普通は無理矢理服従させられた時にするものだ。

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