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ライオンの星
官能リレー小説 - 孕ませ/妊婦

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ライオンの星 2

「くそ!」
その夜レオンは、屈辱で眠ることができなかった。
レオンの母は、レオンが十歳の時自殺した。
レオンの母は大猪種のスレイブだったが、些細なことで父の怒りを買い捨てられた。
父のことを心から愛していた母は、それに耐えられず自殺した。
一人になったレオンは、父の命令で同じく父の奴隷であるキョウコに育てられた。
そんな生活の中レオンは、キョウコの娘であり。レオンにとっては異母妹であるアイコと愛し合うようになった。
この星では同腹の兄妹(弟姉)でない限り愛し合うことが、許されている。
事実最初の奴隷は異母姉妹の場合が多い。
また主人である父親も息子への餞別に自らの奴隷を何人か与えるのが、一般的だ。
しかし、レオンの父は「貴様それでも俺の息子か!欲しければ力で奪え」と言うと剣を抜いてレオンに襲いかかってきた。
主人であるマスター種が同意しない以上。スレイブを手に入れるには戦って奪うか、殺してハーレムごと乗っ取るしか無い。
母の死以来自分の父に反感を持っていたレオンは、その戦いに応じた。


しかし、敗れた。
父がレオンを殺さなかったのは親子ゆえの一片の慈悲と。戦士として成長した息子と、もう一度戦ってみたいという戦士としての欲ゆえだろう。
「そうだ俺は確かに敗れた。だが死んではいない。いづれ戦士として一匹の雄として成長し。貴様からアイコを奪ってみせる」
そう心に誓うとようやく睡魔が、訪れた。


数日後・・・
少し体力を取り戻したレオンは集落の事をあれこれとレイナ達から聞くことができた。
この辺境の集落はレイナを長として10数人の乳牛種が暮らしている。
辺境のこの地は土地も痩せ農耕には適さず、彼女達は木の実や魚等を主食にしていたが、それすら多くなく貧しい生活であった。
もっといい土地で暮らせないのかと疑問を口にしたレオンだが、レイナは悲しそうに笑って言った。
最弱の乳牛種は他種族に家畜扱いされるだけである。
レイナもかつて家畜生活で物のように扱われたし、男の性欲処理で使われるならまだしも、他の女達の遊び道具がわりにされる事もしばしばであった。
だから、貧しくても今の生活がいいし、良い土地に行く事は家畜生活が待ってるだけなのは何度も経験してきている。
ただ、彼女達も特産品がある。
その唯一の特産品と言えるのが、彼女達の母乳からできるチーズやバターなど。
高品質で重宝される品だ。
しかし、それを売るにも彼女達が弱すぎて他種族に安く買い叩かれるか、もしくは略奪されて終わりであった。


そんな状態であるので、レオンの毎日の食卓には彼女達の母乳を使った心尽くしの料理が並んでいた。
安く買い叩かれるぐらいなら男であるレオンに食べて貰うのが正しい使い方であるし、彼女達は喜んで乳を搾り料理を作っていた。
レオンが驚いたのは、乳牛種は出産経験のある女だけでなく子供ですら驚くほど胸が大きく母乳を出す事であった。
そして、それが大変に美味しく、かつて食していたものも彼女達乳牛種から搾取されたものであった事を知ったのだ。


どうやらようやく体が癒えたようだ。
「ずいぶん世話になったなレイナ。お礼になにか出来る事は無いか?」
俺の言葉にレイナは、ずいぶん驚いていた。
この星では、スレイブ種である女が、マスター種である男に奉仕するのは、当たり前のことだ。
もしも助けたのが、主付きのスレイブなら。当然礼は、そのスレイブの主にする必要があるが。
野良スレイブなどこの星では、搾取されるのが当然であり。
むしろ逆にマスター種である男に奉仕できたことを、スレイブである女が、感謝すべき立場だ。

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