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俺が魔王?
官能リレー小説 - アブノーマル

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俺が魔王? 5

「はぁっ、あっ、あっ!魔王様ぁ!」
ものすごい巨乳の女が俺の上で腰を振っている。
しかもレニレ教の空色の修道服を着ているというのに、むっちりとした肉付きの良さを隠しきれていない。
純潔を求められるレニレ教の修道女が俺のモノを蜜壺にくわえこんで自分から腰を振っているのだ。
「あっ、ダメなのに!でも、でもっ!!」
「それ、そろそろ俺もイくぞ?!」
「あはぁっ!魔王様ぁ!魔王様の子種、でも、でもっ!!」
「よしっ!それっ!!」
どぶどぶっ!!と俺は彼女の中に射精する。
「ダメなのにっ!イくぅっ!あはぁぁ…」
どうやらイったようだ。糸が切れたように俺の上に倒れこんでくる。
「神よ…お許しを…うう…」
俺の上で彼女が呟く声が、かろうじて聞こえた。




!!!!

「夢…か…」
やれやれ。朝か。淫夢を見たせいか、モノが張り詰めて痛いほどだ。
目を覚ますと既に日が登っていた。
そして俺は、自分の部屋がもの凄い装飾だった事に初めて気付く。
壁いっぱいに飾られた人間や獣の心臓。
人骨で作られた家具。
潰した人間をそのまま額に入れて飾った物
その他多数…
誰だ、こんな悪趣味な部屋作った奴!っと憤った所で思い出す。
俺だよこれ。
前の魔王の趣味まる出しの部屋だよこれ。
「おぉ……」
前の魔王の趣味の悪さに頭を抱える。
そうだった倒した敵の心臓とか集めるの趣味だったっけ……
気を利かせてあいつ等、再現してくれたのか。
でも今の俺にはこれは合わないぞ。
後で変える様に言って置かないとな。
朝から気が滅入る物を見てしまった俺は、低いテンションのまま食堂へ向かった。
ああそうだ。
「ジルバ!」
ジジイを呼ぶ。間もなくして、ジジイがやってきた。
「おはようございます魔王様」
うやうやしく礼をするジジイ…もといジルバ。そういえば、コイツは侍従長なんだった。元老院議員たちを紹介される時に一緒に自己紹介されたところでは奴が侍従長だという話だった。
「朝食はできているか?」
「はい。こちらに」
「ところで、俺の部屋の装飾だが、もっと簡素なものでいいぞ」
「お気に召しませんでしたか」
「前の魔王と俺の趣味は違う。心臓の飾りとか人骨の家具とか、虐待の風景画とか潰した人間とかエルフのミイラとかそのような物は要らない」
「いかがいたしましょうか」
「そうだな…イイ女の肖像画とか、立派な古城の絵とか、そのような物でいい。何を飾るかは俺が一つ一つ見て判断する。あとは絵を描く道具だな」
「絵を描く道具?」
「そうだ。俺は絵を描くのが好きでな」
現代にいた頃は趣味でパソコンで絵を描いていた。パソコンは無いだろうが絵を描いてみたい。
「かしこまりました。ささ、着きましたぞ」
俺は一番奥の上座に案内された。
美男子の魔族青年が数名、制服だろう、揃いの衣装を身にまとって並んで立っている。あいつらが給仕らしい。
「案外普通なんだな」
「はて?」
「まあ良い、食べるか」
俺の前に並んでいた料理は、何というか普通だった。現代にいた頃には上流階級を舞台にしたドラマに出てきそうな、立派だけど普通な朝食。北欧風だろうか。昨日の夕食は結局、この城内の議事堂で摂ったんだ。
味は悪くなかったが食べながら議論と説明が続いていて緊張した。
「じんわりと広がるこの味がいいな」
「喜んでいただけてなによりでございます」
ジジイは俺の横に立っている。俺が紅茶を飲み干すと新しい紅茶を淹れてくれた。
「このスープはいいな。もう一杯くれ」
給仕の一人が進み出て、スープを追加する。
おかわりをしたスープを味わいながら、ジジイに今日の予定を聞いてみる。
別に俺は勤勉という訳ではないが、美味い食事で何となくやる気が出たという感じだろうか。
「本日の予定は、今後の活動方針を決める会議と、転生化の作業を行って頂く予定となっておりますじゃ」
「ん?転生化作業ということは!」
転生という言葉に、ついつい反応してしまう。
「練習用に昨晩の内に、近隣の村から娘を攫って置きましたぞ。
 いつまでも魔王様が童帝のままでは、示しが付きませぬ。
 力の使い方の復習と脱童帝を済ませて貰いますぞ」
「ど、童帝ちゃうわ!
 ま、ま、前の俺はやりチンだったんだからな!」
ジジイが痛い所を突いて来る。
このジジイ、従う振りして内心、俺が乗っ取り返しした事恨んでないか?

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