変わりゆくキミと 7
「ほら、元気になった。ケイちゃんもイイんでしょ?ねぇ、セフレになろうよ…」
「え?あ、え?」
望愛の言葉に理解が追い付かず取り乱してしまう。
「フミちゃん。聞こえた?俺もフミちゃんとセフレになりたいな?」
拓実が文乃に訪ねる…
「なる。なるなる。たっくんのセフレになるのぉ!ケイちゃんごめんなさい。ケイちゃんの事愛してるけど、たっくんのセックススゴいのぉ、もっともっとしたいのぉ!!セフレだから、不倫じゃないから、愛してるのはケイちゃんだからぁ!」
文乃のセフレ宣言。
僕は、悔しさよりも乱れる姿に見とれてしまった。
「フミちゃん、たっくんのセフレになっちゃったよ。ケイちゃんもワタシのセフレになろうよぉ」
望愛は僕のチンコをシゴきながらそう言うと乳首を舐める。
「わ、わかった。なる…なるから、セフレになるから…」
「ありがとうね。それじゃ、ご褒美。」
望愛は四つ這いになり僕はそれにバックから挿入する。
「フミちゃんの旦那ちんぽキモチいいのぉ、友達の旦那のなのにイイの、下手っぴなのに良いとこ当たるのぉ、いっぱいエッチ教えてあげるからぁ、もっとしよぅ〜」
・・・・
・・・
・・
・
ホテルに入って5時間近くが過ぎた。
僕も拓実もさすがに打ち止めで、もう勃つ気配も無い。
文乃も望愛も十分満足している様子だ。
羽根を伸ばしておいでと言われているけど、シオリを任せっきりで朝帰りという訳にも行かないので今日は解散に。
僕らの家に帰り、詩織をベッドに寝かせると僕らは今日の感想を語りあった。
「今日はごめんなさい。私の無茶苦茶な欲求に巻き込んでしまって…」
「色々あってビックリしたけど、文乃の事もっと知りたくなったよ。自分でも驚いたけど、文乃が拓実とセックスしてるのそんなにイヤじゃなかった…もちろん、イヤって感情もあるけどそれ以上に文乃が幸せそうで、うれしいっていうか、なんていうか…」
「何となく、ケイちゃんならわかってくれるって思ってた…違う、ケイちゃんのキモチを考えてなかった…」
「それは僕も同じだよ。仕事頑張って三人で暮らせれば幸せ。そう思い込んで文乃が悩んでるなんて想像も出来なかった…」
「ううん、違う。私はケイちゃんが私達のために頑張ってるのわかってた。それなのに、ただ寂しくて甘えたくて裏切ったの…」
「そうなんだ、寂しい思いさせちゃってゴメン。もっと甘えてくれて大丈夫だから…」
僕は文乃を抱きしめる。
「私ね、ケイちゃんが思ってるような、地味でおとなしくって真面目な女じゃ無いよ。悪い事に憧れてるのに怒られたりが怖くってできなかっただけ…だから、誉めてもらえるように頑張った。だけど、悪い事して怒られるのも憧れだったの…幻滅しちゃったでしょ?」
文乃の言うとおり、僕の中で文乃は真面目な優等生だった。文乃の内面にこんなにドロドロした感情があるとは思わなかった。
今にして思えば初めての時にそのまましたのも文乃なりの悪い事だったのかもしれない。
とはいっても…
「幻滅なんてするもんか。文乃の好きなところはもっとたくさんある。笑いのツボが変な所も意外とドジなところも僕にとってはカワイイし、文乃に完璧なんて求めて無い。文乃が思ってる以上に僕は文乃を愛してる。」
「ありがとう。私もケイちゃんを愛してる。もっとケイちゃんを知りたいし、ケイちゃんに私を知って欲しい…」
「それじゃあ、拓実に抱かれてどうだったの?」
僕の質問に文乃は饒舌に語り始めた…
「き…キモチ良かった…ケイちゃんに見られちゃうのも、たっくんとしちゃうのも興奮したけど…もっと単純にキモチ良かった。たっくんのセックス上手だった。焦らされて、良いところ責められて…初めてイかされちゃった。」
本人から直接言われるとさすがにショックだけど、言っている事は僕もわかる。感情を無視した身体が感じるキモチよさは文乃の時よりも望愛との方が気持ち良かった。
僕らのセックスは未熟だったのだろう。
さらに文乃は続ける。
「イったら気持ちが落ち着いて、今度はケイちゃんじゃなくってたっくんとシてると思うと興奮しちゃって、ケイちゃんが私を見て興奮してるのに気が付いてもっと興奮しちゃって…ダメなのに、イケない事なのにってそれなのに身体が悦んじゃってる自分に興奮しちゃったの…」