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変わりゆくキミと
官能リレー小説 - 寝とり/寝取られ

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変わりゆくキミと 1

僕、周防敬太(スオウケイタ)は幸せ者だ。初恋の人と結婚し娘までいる。
妻の名前は文乃(フミノ)出合いは小学校だったけど意識し始めたのは中学校に入ってからだった。教室の片隅で読書をする姿がとても素敵だった。
同じ高校に進学するのがわかった時は信じてもいない神様に感謝したものだ。
告白したのは高2の秋。ありったけの勇気を振り絞って告白したんだよなぁ。
顔を真っ赤に染めて恥ずかしそうに頷いてくれた文乃の姿は今でも思い出してしまう。
それからは図書館デートや映画館デート手を繋ぐだけでも幸せだった。
付き合い初めて一年、僕たちは愛しあった…

何度目かの僕の家での勉強会でもその日いつもと違ったのは両親は旅行で不在だった。
特に意識はしていなかった。何気ない会話から両親が不在な事が伝わると次第にそういう雰囲気になっていった。
キスをするのも初めてだった。

いざという時のため隠し持っていたコンドーム。

「初めてだし、思い出にそのまましよう」

普段はあまり自己主張しない文乃のそんな言葉に理性は蒸発してしまった。何回したかなんて覚えて無い。
勃たなくなるまでしてしまった。

「スゴかったね」

最初は少し痛そうだった文乃も気持ち良さそうだったのは覚えてる。

そのあとも、何回かセックスしたけどゴムはキチンと着けていた。

年が明け彼女の妊娠が発覚した。
文乃の親父さんに殴られたなぁ。たった一回、欲に溺れて彼女の人生を壊してしまった事が申し訳なかった。
文乃の両親は墮胎を勧めたけど、文乃は絶対に生むと譲らなかった。僕も学校を止めて働くと文乃の両親にすがった。
結局、高校は出ろと言われてそれから親父のツテで採用してもらった会社で働く事が決まった。

文乃のお腹が大きくなる前に卒業式を迎えたので、周囲に騒がれる事なく卒業した。

文乃の実家の近くにアパートを借りそこでの生活が始まった。
あまり親のスネをかじることはしたく無かったので必死に働いた。
最初は色んな面でお互いの両親には世話になりっぱなしだったけど、娘が生まれ首が据わるようになった頃にはようやく自分の稼ぎで生活できるようになってきた。
そして今日は成人式。
僕は行く気もなかったけど、文乃の両親に娘の振り袖姿が見たいとせがまれた。
着付けの終わった文乃を見て、やっぱり出て良かったと思う。育児と家事が大変でおしゃれをする余裕は正直なかったから、おしゃれをした文乃に見とれてしまう。

「まだ若いんだし、たまには楽しんできなさい」

娘を預かってくれた文乃の両親に見送られ会場へと向かった。

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