妻が他の男に弄ばれる。本当なら嫉妬や怒りを感じなければダメなのだろう。
だけど、乱れる文乃から目がはなせなかった。初恋からずっと、憧れで偶像としてキレイなところしか見れていなかったのかもしれない。
拓実の指で乱れる文乃の生々しさが危うさが見たことのない文乃の一面が全ていとおしい。
股間が痛い。さっきから何度も先走り汁が溢れているのが分かる。無意識に股間をさわる事すら忘れるほどに文乃の姿に夢中になっている。

拓実の指が文乃のアソコに触れる。それだけでクチュクチュと湿った音が聞こえる。

「もう濡れてるね」

「ケイくんの前で言わないで…」

「敬太の前だから余計に興奮してるんじゃないの？」

拓実は溢れる愛液で指を濡らしクリトリスを責める。

「こっちもカチカチだぁ」

「ああんダメぇ」

文乃の身体が小刻みに震える。
ダメと言いつつも文乃は拓実の腕を掴みアソコから離れないようにしている。

「もう、完全に本気じゃん。遊び馴れてない文乃にたっくんのねっとり愛撫はヤバいかもね」

望愛が隣で囁き僕のチンコを優しくさわる。

「言い訳できた方がフミちゃんももっと素直になれるかもね…さっきのじゃ物足りないでしょ」

「そ、それは…」

否定できなかった。物足りないのも事実だけど、もっと淫らな文乃が見れるかもと思ったら。我慢する理由なんて無い。

「ご無沙汰なのは聞いてるよ。ワタシは気にしないタイプだからスッキリしようよ」


望愛が僕のモノを咥える。

「ああっ」

さっき抜かれてなかったら。一瞬で終わったと思うほど気持ちいい。生まれて初めてフェラチオを経験したけど、こんなに気持ちいいなんて…


見せつけるかのように『じゅぽじゅぽ』音をたて僕のチンコを貪る望愛。気持ちいいけどイかせてくれない。。イキそうになると寸止めされる。

「フミちゃん、敬太もいい感じみたいだよ」

拓実がそう言うと文乃と視線があう。
拓実の愛撫で完全に発情し蕩けた表情の文乃…
多分、僕も同じような情けない顔をしているのだろう。
見たくないはずなのに釘付けになってしまう。見られたくないはずなのに見られていることで興奮してしまう。

ダメだ頭が廻らない…

文乃も同じなのか？

未知の快感に壊れてしまうのが怖いのか？

「大丈夫、文乃がどんな事になっても僕は文乃を愛してるから…大丈夫、僕も一緒に壊れるから…」



「ごめんなさい…ごめんなさい。ごめんなさい！ケイちゃん一生懸命頑張ってくれてるのに…わがままでごめんなさい。巻き込んでごめんなさい…バレないようにするのはできなかったの、ケイちゃんが大好きだから…こんなに歪んでしまった私も知って欲しかったの…一緒にいてくれてありがとう。」

嬉しかった。

本当なら知られたくない、内に秘めた醜い欲望も矛盾も葛藤も全てさらけ出してくれて嬉しかった。
僕を信じて共に堕ちる事を誘ってくれて嬉しかった。

「ごめんなんて言わないで…大丈夫だから、文乃を愛してるから」