変わりゆくキミと 4
「フミちゃん、ここから先は自分で説明する約束だったよね」
望愛の言葉に胸の鼓動が早くなる。
そんな、まさか、よくない妄想が頭を駆け巡る。
「あのね。混乱させちゃうと思うけど、信じて欲しい。私はケイちゃんを愛してる。」
そう言って文乃は固唾を呑むと淡々と話し始めた。
「ケイちゃんがいて、娘のシオリがいて今の生活はとても幸せなの。だけどね…みんなが青春してるのに毎日お家にいるのが辛いの…ケイちゃんが一生懸命働いてくれて、シオリの面倒も一緒に見てくれてスゴく幸せなのにダメなの…」
文乃の表情がどこか艶を帯びた感じ変わっていく。
「1日が長いの、みんなは働いたり学校行ったりしてるけど、私はずっとお家。シオリだってそんなにずっと見ていなきゃ行けない訳じゃない。暇な時間オナニーばっかりするようになっちゃったの。よくないのは分かってるのに刺激のない生活で刺激が欲しくなっちゃったの」
文乃の瞳からは涙が流れていた。
「だんだん、性欲がおかしくなっていってる自覚があって、このままだとケイちゃん裏切っちゃいそうで…1週間前にたまたま、ノアちゃんから久しぶりに連絡あってね。相談したのね。最近、ケイちゃん以外の誰かとエッチする妄想でオナニーしちゃう事を…」
文乃に辛い想いをさせないように出来ることは頑張ってたつもりだったけど…
「あのね、ケイちゃんが許してくれるならノアちゃんが彼氏貸してくれるって…ケイちゃん…ごめんなさい。ケイちゃんがいろいろ我慢してるの知ってるのにわがままでごめんなさい。」
文乃は想いを吐露し泣き崩れてしまった。
「フミちゃん。頑張ったね。」
望愛が文乃の頭を撫でる。
「ケイちゃん。突然で混乱してると思うけどフミちゃんの事嫌いにならないであげて…ワタシも高校の時無茶苦茶だったから、フミちゃんの気持ち何て言うか分かるんだ。」
正直、理解は出来ていない。でも、文乃は文乃で悩み苦しんだんだろうって事ぐらいは想像できた…
自暴自棄になって無茶苦茶な事をするぐらいなら知ってる相手の方が良いのかもしれない…
「わ、わかった…いや。正直、戸惑いはあるけど。文乃が辛いのが少しでも楽になるのなら…」
受け入れるしかない。僕には覚悟する事しかできなかった。
「辛いのに気付いてあげられなくてごめんな…」
まだ泣いている文乃の頭を撫で続ける。
「ケイちゃんは悪くない。私がダメなのに…許してくれてありがとう…」
風呂から上がりベッドルームへ戻る。
ベッドの上には文乃と拓実。もちろんなにも着ていない。
「最後の確認な。始めたらオレも止まれないと思うから。いいんだよな?」
拓実の言葉に文乃は頷く。
「文乃を満足させて欲しい…」
「わかった…」
拓実は文乃を抱きしめる。
何をするわけでもない腰に手を回して優しく抱きしめるだけ。それなのに文乃の呼吸が粗くなっていく…
「敬太に見られてると思うと興奮しちゃう?」
「意地悪…」
文乃は否定しない。
バックハグになり拓実は文乃の胸を揉む。
「おっきくてエッチなおっぱいだ」
脇の下からゆっくりっと、優しく、時に激しく拓実の指で卑猥に形を変化させる文乃の乳房…
「さわって無いのにもう勃ってるね」
文乃の乳首は痛々しいほどに勃起している。