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一度の過ちから・・・
官能リレー小説 - 寝とり/寝取られ

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一度の過ちから・・・ 33

ある日、サイトを確認すると撮影会参加者を募集していた。

もちろん被写体は、寧々に違いない。

参加すれば寧々に会える。やる夫はそう思った。

問題は、身元がバレてしまうこと。やる夫で申し込む以上、田所にはバレる。

何とか寧々にバレない方法はないだろうか?

諦めかけながらも参加条件を読むと、当日は仮面着用のことと記載があった。

「仮面撮影会か!」

心の声を思わず発してしまう。

直ぐに申し込みのメッセージを送った。

 タロさん

 ご無沙汰しております。やる夫です。

 仮面撮影会に参加させて頂けないでしょうか?

 久しぶりにマスクの女に会いたくなりました。

返事は直ぐに来なかった。

「あら、お仕事?」

「いや、今日のニュースをチェックしていただけだよ。」

「もう終わりにしたら?」

「そうだね。」

パソコンを離れ彼女の腰に腕をまわした。

「今日はちょっといつもと違う雰囲気で頼みたいな。」

「私に飽きちゃったってこと?」

「折角君とこういう仲になれたから、僕の願望を聞いてもらいたくってさ。」

「今まで誰にもさせたことないことを私にさせる気?」

「君にしか打ち明けられない、本当の僕。知って欲しいな。」

「うん。そういうことならまず話だけなら聞いてあげる。」

「もし嫌なことでも、聞かなかったことにして、今まで通りにしてくれるかい?」

「それは保証するは。」

「長くなるけど最後まで聞いてね。」

「うん。いいはよ。」

「僕めぐみさんを思いっきり犯してみたいです。」

「いつものスローセックス。焦らし責めに飽きちゃったの?」

「違うんです。めぐみさんのセックス大好きです。」

「落ち着いて説明して。」

「はい。死ぬほど腰振ってみたい僕をこれからも焦らし続けて欲しいです。」

「あらま。やる夫くんマゾだったの?」

「はい。それでできればですけど…。」

「なあに?ここまで聞かせておいて…。全部聞かせてちょうだい。」

「はい。あの…。焦らすのに僕を縛ったりもして欲しくて。」

「それくらい普通でしょう。他にも何か隠してるでしょう?」

「・・・。」

「いって、全部いいなさい。」

「はいっ!」

やる夫の背筋がピンと伸びた。

「めぐみさんの男歴を聞かされながら焦らされたいです。」

「男・・・歴?」

「社長の愛人時代の話とかです。」

「秘書してた話聞いてどうするのよ?」

「だから・・・その・・・愛人業の方の話を・・・。」

やる夫はもじもじと俯き,彼女の顔を直視できなくなっている。

「社長との情事をききたいってこと?」

「だめっ…ですよね。」

「え、う〜ん、暫く考えさせて。」

「ダメならダメって言って下さい。」

「だからダメなんて言ってないでしょう?考えさせて!」

「ごっごめんなさい。」

めぐみは、やる夫の要求に応えることで、逆に自分からやる夫の心が

離れるのではないかと心配していた。

愛人といえば、婚姻関係などなく、やる夫の気持ちを繋ぎ留めておかなければならず、

もしものことがあれば一瞬で瓦解する頼りない関係なのだ。

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