一度の過ちから・・・ 32
男を誘う喘ぎも息づかいさえも小出しに社長を愉しませる。
寧々は男は牝が興奮し理性を失い取り乱す姿を見たがっていることをよく理解している。
唇から零れ落ちる涎が衣服を汚すのも顧みず、化粧が崩れることさえ顧みない。
着衣が乱れ胸元が開きブラジャーの肩紐がずり落ちる。
スカートが捲れ上がりストッキングが破れる。
寧々の方は自ら涎を垂らし故意に化粧が崩れるように顔を肉棒に擦りつけていた。
香水の香りに微かにファンデーョンと口紅の香りが咽び立つ。
AV女優とは別物の素人の生々しい剥き出しの牝がそこにはあった。
社長は目を閉じ寧々の髪の毛を撫でている。
時折手が止まり、肉棒に当たる寧々の唇の感触に意識を集中させているようだった。
彼はソフトタッチがお好みのようだ。
「うぅんいいぞ。」
唇をモゾモゾと窄めては開き這わせていく。
「もういい。」
「?」
「そろそろ買い物に行くぞ。」
不完全燃焼の寧々は、社長にデパートに連れられられて行った。
「服を新調しなさい。下着も全てだ。」
社長の好みを確認しながら服を買っていった。
不信な目を向ける定員をよそに、当然の様に試着室に入ってくる社長。
「これとこれをお願いします。」
次々にカードで払っていく社長に、定員は売れさえすれば関係ないとばかりに、
服を薦めては決済を繰り返した。
買物を終えると用意されたマンションの一室へ連れられた。
「今日から此処で暮らしなさい。」
マンションのベランダから社長の2階建ての家が見渡せる場所だった。
社長が帰り窓から眼下を見下ろすと、寝室に男女の仲睦まじい影が映っていた。
二つの影は重なり愛し合っている様子を眺めながら、
熱くなる体をぐっと堪えていた。
昨日まで蹂躙され尽くされた体は、思いもよらない形でお預けにされたまま24時間以上が経っている。
あんなに辛かった輪姦がフラッシュバックしてきた。
体は益々熱くなるのに、寧々は社長婦人の影から目を離すことはできなかった。
寧々の数倍贅肉を蓄えた巨体が、社長の腹の上でバウンドしている。
スローセックス好きの社長を相手に婦人は激しく腰を振りまくっているのだった。
自分がさせられているセックスとの違いに唖然とした。
それを故意に覗き見できる部屋を用意する社長の意図を量り兼ねる。
社長も下から突きあげている。
婦人は時に仰け反りながらも、大きなストロークで肉棒に貫かれている。
この日以来、服や鞄に至るまでモノは買い与えられ不自由なく欲しいものは手に入れられるようになった。
反対に、高まる一方の性欲は不自由を強いられ、秘書室でのフェラチオとも言い難いちんぽに唇を当てるだけの日が続いた。
性欲がはちきれ限界に達しようとした日、社長の目を盗み田所を訪ねた。
*** それぞれの性活(やる夫の場合) ***
子会社とはいえ、社長の座についたやる夫。
大きな裁量も与えられ大手商社で働く妻に引け目を感じる必要もなくなった。
好意をもっていた女が秘書についたし、性処理までしてくれている。
会社近くに借りたマンションの最上階も経費で落ちる。
そこにめぐみとは夫婦同然の同棲生活を送っている。
彼女は会社でもマンションでも性欲を満たしてくれた。
時折、めぐみは拒んでは見せても、結局は飽きられないよう形式的に拒んでいるに過ぎなかった。
気がかりは連絡の取れない妻のことだった。
めぐみの目を盗んでは、田所のサイトを覗き見ていた。
サイトは、一時期更新されていなかったが、最近は毎日更新されている。
寧々らしき女性が、一方的に性欲処理されている姿が続いていた。