一度の過ちから・・・ 26
久しぶりに出社しても変わり映えのしないオフィスが待っていた。
やる夫が、自分が休んでいる間、何一つ変わっていなかった。
有難いことに同僚たちの対応も変わっていなかった。
やる夫は安堵するとともに、居心地の良さを感じた。
出社して30分経ったころ、めぐみさんに給湯室へ引き込まれた。
スカートを捲るとパンティーを脱ぎやる夫の顔に当てた。
「はい、出社したご褒美よ」
唖然とするやる夫のズボンを降ろすとむしゃぶりついている。
「こんな所で,まずいですよ」
やる夫は、何とかこの状況の安全を確保するため考えを巡らせる。
同僚は社長が社内に居る間、めぐみさんに近づかないのが暗黙のルールだった。
覗かれる心配があるとすれば、社長本人だ。
「いいからいいから。」
彼女は、余裕の笑みを浮かべ、奥まで咥え込む。
咥えたまま舌を動かすものだから、唇からゴブゴブと空気が漏れ出している。
給湯室に不釣り合いな音がいやに大きく感じる。
仕切り一枚隔てたオフィスには、同僚が取引先と電話している。
コピー機が動いている音もしている。
すぐ近くのあっちにもこっちにも社員が働いている。
やる夫はパンティを握り締めスラックスのポケットへ押し込んだ。
困り果てていた所で秘書室の電話が鳴った。
彼女は、一瞬で仕事モードに戻り秘書室の電話と取った。
口紅のついた肉棒をブリーフに捻じ込み、
スラックスのジッパーをあげると、やる夫も席へ戻った。
暫くすると秘書室からは社長の大きな笑い声が聞こえた。
その後、急に静かになった。
やる夫は、めぐみさんが社長に抱かれているのだろうと思った。
ヤバイ!彼女は今ノーパンじゃないか。
ポケットに捻じ込んたパンティを確かめると、生暖かい下着はそこにあった。
やる夫は、同僚に気取られぬようトイレに立つ振りをして秘書室に回り込んだ。
肉棒が出入りしている音が漏れ聞こえている。
彼女は社長の愛人だ。
寝取ったのは僕の方なのに。
秘書室の扉の隙間から覗き込むと社長の背中が見えた。
彼女は対面座位で奉仕しているところだった。
次の瞬間彼女と目が合った。
彼女は僕に気付きながらも平然と社長とセックスしている。
まるで僕に見せつけるように腰を上下に動かしている。
彼女だけ全裸だ。
「めぐみお前、そろそろ引退しないか?」
「え〜、寿退社させてくれるの?」
彼女は、自分をお払い箱にしようとしている社長の言葉を絶妙にかわしている。
「さすがに引退は嫌か?なら子会社の社長秘書にでも転校するか?」
「わたしに爺のお守りさせるつもり?」
「いやいやそんなことないぞ。今度の子会社には、ほらやる夫とかいう若手を考えてる。」
「若いからいいってものじゃないでしょ。」
「若いから俺直属のお前に行ってもらいたいんだ。」
「社長と私は今まで通りってこと?」
「そうだな、お前は今まで通り俺の女だぞ。」
「じゃあ、社長のためにもう一肌脱ぎましょう。」
その日の夜も寧々は帰宅しなかった。
成り行きで彼女が夕食を作っている。
社長の愛人が、後妻のように振舞っている。
会社で社長に奉仕している姿が頭にこびりつき、
彼女を抱く気になれないでいた.
彼女がシャワーを浴びている間、
ふとタロさんのサイトを覗いてみた。
そこには、妻と思われるマスクの女の痴態が晒されていた。
見覚えのあるショーツ、見覚えのあるブラジャー、
顔は映っていなくても、寧々とわかる。
カメラに向けた股間は、ぷっくりと膨らみ、その窪みが縦に染みを作っている。
その写真にはコメントがつけられていた。
タロさんに今夜も愉しんで頂きました。
素っ裸でご奉仕する前に撮って頂いたオナニーショーです。
とある。