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イケないのに燃え上がる…
官能リレー小説 - 寝とり/寝取られ

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イケないのに燃え上がる… 5

「今度はインドア系がいいね」
「イベントとか?」
「だったらコレは?女子はいろいろ条件あるけど」
三人は女子会で、次なる浮気方法を探っていた。すると、ハルカがスマホで風変わりなイベントの参加者募集の情報を掴んだ。
地方の旅館がオタク需要を見込んで計画したコスプレ撮影会で、女子は18歳以上でセクシーなコスプレなら参加費格安というものだった。
「でも、コスプレなんてしたことないよ」
「ただ露出度が高いだけじゃダメなんだよね」
「それなら大丈夫」
三人の中でスミレが最もサブカルに詳しく、オタク属性が強い。
「版権モノだったら、とりあえずうけるはず。例えば…」
「要するに、その魔法少女か戦車部ならいいんだね」
「ズバリそのもののコスって、安くで売ってないから、チープなのに少し手を加えるの」
「ミシンって、誰の家にあったっけ?」
かつて圧縮陳列で有名だったディスカウントストアに来た三人はパーティーグッズ売り場でコスプレ衣装の素材を物色する。
「これいいかも」
「後はアレンジして、とかかな」
「ちょっとスカート短いけどまあいいか」

素材の衣装を購入した3人、だが肝心のアレンジ制作能力に乏しいため助っ人に頼み込むことにした。
ハルカの1歳上の先輩で古着屋で働くアヤナだ。
彼女はすでに結婚しており夫が店のオーナーをしているのだ。

スミレが店に来ると夫の機嫌がいいのをアヤナは知っており、営業時間中でも二人で作業ができた。
ハルカとアオイは古本屋に行ってアニメの公式ムックを買いに行くように命じられ、彼女達はそれに目を通してキャラの特徴や作品の設定などを学ぶ。
夜になると、アオイが撮影向けのポーズを二人にレクチャーした。
「ねえ、オタクってどんな人達?」
「クラスで目立たない方のタイプよ」
「目立つタイプの方が厄介じゃない。声が大きくてでしゃばるし、スポーツとか女に分からないジャンルで自慢とかされても、正直ウザいだけだし」
「それは球技の連中だけよ。あいつらは離婚や逮捕多いし。私みたいに教える側にまでなろうと思ったら、ある程度人格もよくないと」
「楽しいことが好き、でいいじゃない。空気の美味しいところで、お酒と料理にセックス、後温泉も」

イベント当日、3人はその旅館まで足を運んだ。
「この前は海だったけど、今度はうって変わって山、かしらね」
「向こう側に海見えるけどね」
「なんにしても空気が美味しいっていいことじゃない」

少々寂れかけた田舎町の町おこしイベントのようなものだが、参加者はそこそこ集まっている。
止まっている車のナンバープレートを見ると結構遠方からという客もいた。

「オタクって童貞ってのは偏見かな」
「経験じゃないわ、素材が良ければ燃えてくるよ」

バスから降りた彼女達は駐車場に停められた痛車に驚く。萌えキャラの顔などがラッピングされた車体は三人の目には新鮮に映る。
「驚くほど女連れはいないね」
「恋愛よりも、好きなキャラを追いかけるほうが楽しいのよ。女にもそういうのがいるけど」
「それにしても、ライバルの顔ぶれを見てるとほっとするわ。オタサーの姫やネトアみたいにチヤホヤされて勘違いしてるのも結構紛れ込んでそう」
スミレ以外はコミケに出向いた事は一度もなかったが、ネットで得た知識通りと安心する。
大半が変身願望を満たしたいだけのレイヤーに対し、三人は逆ナンが目当てという肉食ぶりで、健全なイベントの撮影目当てに来た男を狙おうと企んでいた。

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