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許嫁はお姉さん(寝取られ編)
官能リレー小説 - 寝とり/寝取られ

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許嫁はお姉さん(寝取られ編) 3

 それなのにセックスだけはさせてもらえない。さんざんチンポ突っ込まれた使い古しマンコのくせに…!
 さつきの処女膜をぶち破った男がどこかにいる。
 そう思うと今度は急に悲しくなって、僕は大日向にぷいっと背を向けてしまった。
(ちきしょう…ちきしょう…結婚したら思いっきり中出しして孕ませてやる!)
 そう考えると、今度はズボンの中で勃起が止まらなくなり、僕はトイレに立った。

「伊藤くん。今日の歓迎会は駅前の『鳥よし』だから」
「ええ…。今夜6時でしたね」
 さつきは職員室で楽しそうに樋口先生と話していた。これを太一が見たら嫉妬に狂ってしまうだろう。
 しかし、これが仕組まれた罠だとは、さつきは気づかなかった。
さつきからメールが届いた。
「歓迎会で帰りが遅くなります。」
 メールの文面を読んだのはゲーセンで憂さ晴らしをしていた時だった。
 思わずカッとして立ち上がり、ゲーム機にケリを入れた。
「ちきしょうーーっ!!」
 僕はいてもたってもいられなくなってそのまま夜の街をさまよい歩いた。家に戻ったのは夜中過ぎだった。

 翌朝。
 僕はさつきの住むマンションの前でさつきが出てくるのを待っていた。
 朝もやの中から走ってくる1台のタクシー。僕の目の前で止まるとドアが開く。降りてきたのはさつきだった。
「さつき…っ! 一体こんな時間まで何してたんだよっ!」
 僕に見とがめられ、さつきはビクッとしてたじろいだ。目がどこかうつろで視線が泳いでいる。
「どうしたんだよ、さつきっ!!」
 その時、僕はさつきの異様な雰囲気に気がついた。いつもきっちりセットされている髪の毛はぼさぼさ。目が腫れぼったい。
 はおっているのは男物のコート。靴も片方しかない。
 さつきは伏し目がちに僕の脇をすり抜けてマンションの玄関に入っていこうとした。
(まさか……そんな……)
 頭の中で最悪の事態がぐるぐると駆け巡っている。さーっと血の気がひいていくのが自分でもわかった。
「おいっ! 待てよさつきっ!!」
 僕はコートごとさつきの左腕を掴んで力まかせに引っぱった。
 ずるっ。
 手前に引かれたコートは大きくはだけ、さつきの胸元をさらけ出させた。
「……………えっ?! は…裸っっっ???!!!」
 コートの下にはたわわなGカップがぶるん、と揺れていた。
 首筋と乳房に残る無数のあざ。これはキスマーク…? そして乳首のまわりに血がにじんでいるのを僕は見逃さなかった。
「お前……。ま、まさか…っ!!」
「うっ…うっ…。ご…ごめんなさい……。う"う"わあああああぁぁぁぁん!!!」
 さつきはその場にへなへなとへたり込んで号泣した。

(さつきはレイプされた……!!!!!)

 僕の頭の中ではその言葉だけが延々とリフレインしていた。

*******************************

 僕はとりあえずさつきを部屋に連れて行った。
 バスルームでシャワーを浴びさせたが、そのまま20分以上出てこない。
「おいっ、さつき! 大丈夫か?」
 ガチャリとドアが開いて、バスローブ姿のさつきがようやく出てきた。
「一体、誰にヤラれたんだ?!」
「………………」
「答えろ!」
「いや…聞かないでっ! もう許して…っ!」
 半狂乱になって叫ぶさつきをなんとかなだめて、途切れ途切れに聞き出した話を総合するとこんなかんじだ。

 昨日の夜、先生達による教育実習生の歓迎会が終わった後。さつきはちょっとした回り道をした。
 いつもなら繁華街沿いに歩いて帰るのだが、酔いでほてった身体を冷やすために夜風に当たろうとに暗い公園を歩いたんだそうだ。
 そこで、襲われた。正確にはさらわれた、だ。
 いきなり後ろから男に抱きつかれて羽交い絞めにされたさつきは、前から現れた別の男の持っていた薬品が染み込んだ布を口に当てられて気を失ってしまった。
 さつきが意識を取り戻したのはどこかのマンションの一室だった。手足を縛られたまま素っ裸にされ、男達にかわるがわる犯されていた。

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