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ミスコン彼女+そのお友達
官能リレー小説 - ラブコメ

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ミスコン彼女+そのお友達 4

そして悪戯猫のようなニンマリ顔で百瀬さんは言う。

「じゃあ、この続きは大学終わってからね」

そう言って親指を立てて見せる百瀬さん。
何と言うかもうそれだけで可愛い。
そして高槻さんの方は真っ赤になって俯いてしまっていたのだ。


大学終わりに僕と高槻さん、それに百瀬さんで個室喫茶に来ていた。
個室なんで人目を気にしなくていいと言う利点があって、密談にはもってこいの場所だ。
無論、僕に密談する相手なんてこれまで居なかったが。

「うちの事務所の社長が何とか口説き落とせって言うぐらいの素質なのよ、史奈は」
「うん、僕もこのグラビア見て目を奪われたもの」

真っ赤になって俯く高槻さんを尻目に百瀬さんと僕で盛り上がる。
百瀬さんが一回だけと言う約束で撮影に引っ張り出したらしいのだが、どうも関係者から大好評だったらしい。
地味な顔立ちがメイクで清楚系美少女になった上にあの爆乳。
しかも痩せ過ぎておらず絶妙なぽっちゃり具合・・・
グラドルとしては僕の中で最高の素材に見えた。

「で、どう?史奈の魅力は?」
「控えめに言って最高」
「具体的には?」
「ルックス良し、破壊力抜群どころじゃ済まないスタイル、性格も好みとケチを付ける要素皆無」
「あううぅ……」
「うわーベタ褒めだね。この子、もっと痩せなきゃとかよく自分を卑下するんだけど、その辺どう思う?」
「とんでもない!確かに細いとまでは言えないけど太いとも言えないよ。それにココから下手に痩せたら寧ろ魅力というか色気が落ちるから現状維持で十分。ダイエットなんて以ての外だね」
「そうそう!分かってるじゃない!女視点からの痩せてるって男からすると痩せ過ぎになるから今くらいで十分だって言ってるんだけど納得しないのよねこの子」
まあ、高槻さんの性格からして自分に自信が無いんだろう。
「それにしてもよく香月文が史奈だって分かったね。大学でだーれも気付かなかったのに」
「まあ、高槻さんとはそれなりに交流があるからね。そして高槻さんって僕等以外じゃ殆ど顔見知り以下の上に性格も地味で控えめだからグラビアと結び付かないんだよきっと」
「ふむふむ、なるほどなるほど」
頷きながら百瀬さんは何かを考えている様だ。
「……ねえ、物は相談なんだけどさ」
「何か?」
「史奈に男を教えてあげてくれない?」
「は?」
「ちょっと?!何言い出すの?!」
百瀬さんの発言に困惑する僕と今まで聞いた事が無い程の大声を上げて百瀬さんを問い糺す高槻さん。
「史奈って顔もスタイルも良いし性格も良い子なんだけど、今まで彼氏なんて出来た試しが無いのよ。目立つの嫌いで超地味な格好しかしないし趣味も思いっきりインドア系だからねぇ」
「だとしてもなんで僕に?他に女性の扱いに慣れた男なんていくらでもいるでしょ?」
「史奈のお気に入りみたいだし、史奈をよく見てくれて理解してくれてるみたいだから」
「ちょっと、勝手に話を進めないで」
「要らないの?じゃあ私が貰ってもいいのね?」
そう言って僕の右腕を抱き締める百瀬さん。
「……駄目」
そう言って僕の左腕を抱き締めて百瀬さんを睨み付ける高槻さん。
「大丈夫だって、史奈の良い人を取らないから」
そう言って百瀬さんは僕から離れたのだけど。
「じゃあ行こっか?」
何の脈絡も無い事を言い出す
「何処に行くの?」
「い、い、と、こ、ろ」
「何企んでるの悠華?」
そして未だに僕を離さずにジト目で百瀬さんを見る高槻さん。
「えー心外だなぁ、史奈の為に一肌脱ごうとしてるのにー」
「何処に行く気?」
問う高槻さんに対して耳打ちする百瀬さん。
「んな?!何考えてるのよ悠華?!」
「嫌なら良いよ史奈は帰っても。私達2人で行くから」
「……駄目!私も行く!」
何やら僕をそっちのけで話が進んでいく。
そして……


何故か僕等は3人でとあるラブホテルの一室に入っていた。

百瀬さんは事務所に寄って何やら紙袋を持って合流。
そしてラブホに入るなり、高槻さんをお風呂場に連れ込んだ。

『ちよっ?!そんなのできない!!』
『着替えないと、彼取っちゃうよ』
『そんなのっ、ダメーッ!!』

なんて騒ぐやり取りが何度か続き、そして静かになった。
待たされる僕は気にはなってもそこに行けないからじっと待つしかない。

そして・・・

「おまたせっ!」

ニコニコと水着姿でポーズを取って見せる百瀬さん。
グラビアで見るより破壊力抜群のスタイルと可愛さ。
なんて言うか、仕草一つ一つが破壊的な可愛さなのだ。

だけど、その後ろの水着姿の美少女。
メイクでぱっちりした顔立ちにダイナマイト過ぎるボディ。
百瀬さんを超える破壊力のある巨大なおっぱい・・・
香月文が目の前に居るのだ。

「綺麗・・・」

としか言えない。
言葉が出てこない。

「だって・・・彼、史奈に釘付けよ・・・良かったね、大好きな男の子に気に入って貰えて」
「ちょっ!ちょっ!ちょおーっ!!・・・言わないでえぇぇっっ!!!」

その顔で真っ赤になるのは反則だ。

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