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駆ける馬
官能リレー小説 - スポーツ

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駆ける馬 88

ブラウンウッド厩舎は常勝軍団でありながらスタッフ全員が女と言う異色の厩舎だが、香港競馬は日本より女性比率は高いようだ。
女同士と言うのもあり、寛子とも互いに言葉が通じないなりにすっかり打ち解けていた。

「良い馬でも、遠征はリスクがあるのですね」
「そうね・・・日本も海外遠征してるみたいだけど、それがネックになってると思うわ」

香港なら勝負になるのにとセシリーが笑う。

「他所の馬に荒らされるのはいいの?」
「他所からいい馬が来る事でこちらのレベルも上がるのよ」

セシリーの言葉に成る程と思う。
それに簡単には負けない自信もあるのだろう。


そんな祝勝会を楽しんだ後、樹里達は場所をホテルに移す。
祐志とセシリー、シャロンを伴ってだ。

「よく似合うじゃないか」

樹里の今の格好は少し透けるぐらいの薄さの白いチャイナドレス。
ノーブラの乳首がよく見え、黒いTバックもバッチリ透けている。

「いいスタイルよね」
「本当にユーシが選ぶだけはあるわ」

セシリーは紫、シャロンは赤の同じようなチャイナドレスだ。

勿論、彼女達もその気で来ているのだろう。

そして、セシリーと樹里を左右に侍らせて、シャロンにフェラさせながらベッドに寝転ぶ祐志。
セシリーとの出会いは6年程前らしい。

当時、健三が祐志を伴って香港に視察を兼ねた旅行をした時に、出来たばかりの沙田競馬場が気に入ったらしい。
いずれ自分の馬もここで走らせたいと言い、そこで祐志が色んな厩舎に当たった中に、当時開業したばかりのブラウンウッド厩舎があった。

「いい女だから選んだんだ」
「そうね・・・女を捨てていた私に、女を思い出させてくれたわ」

そしてそのまま手を出したのだから恐れ入る。
勿論、樹里と夫婦だった時の話だ。

結局、健三のその夢は叶わなかったが、祐志とセシリー、シャロンの関係は続いていたらしい。
因みに、2人共祐志に孕まされ子供もいるが、その子供の年齢が樹里の子供とほぼ同じ・・・
つまり樹里と夫婦の時である。

「・・・呆れたわ、本当に」

心底呆れる樹里だが、嫌いになれない。
こんな卑猥なチャイナドレス着せられても喜んでいる自分がいるのが悔しくもある。

大きなベッドにドカッと座り込む祐志。
樹里をすぐに抱き寄せて唇を奪う。
強引だが樹里も祐志のこういうところが嫌いではない。
だから、こういう関係を持ち続けているのだともいえる。

「ユーシ、こっちも」
「なら頼むぞ」

シャロンが祐志のスラックスを脱がす。
堂々と現れた肉棒をシャロンとセシリーの2人が跪いて奉仕し始める。

「また孕ませて欲しいわ」
「そうそう、無責任種付けで認知もいらないからね」

祐志の巨根を舐めながらそんな事を言うセシリーとシャロン。
その2人からのとんでもない言葉に樹里も少し呆れる。
だが、樹里も祐志の子を産んでいるし、その気持ちも分からなくもない。

「でも無責任過ぎるわ」
「種馬は多くの牝馬に種付けする権利があるのよ」

それでいいのだろうか・・・
まるで種牡馬のような扱いだが、祐志は誇らしげ。
いや、単に多くの女を虜に出来てご満悦なのだろう。

「樹里のココは孕みたいと言ってるわよ」

そう言いながらシャロンがチャイナドレスのスリットから手を入れて樹里の尻を撫でてくる。

「欲しけりゃ再婚しろ」

そんな樹里に冷たい祐志だが、それは樹里にも分かっている。
海外なら許されても、国内で更に樹里の立場なら許されるものではない。

「再婚はっ、しないわ!」
「それは残念だな」

ニヤニヤ笑う祐志。
樹里の気持ちを分かっていながら弄んでいるのだ。

そして樹里を抱いたまま寝転ぶと、チャイナドレスを脱いだシャロンが祐志の上に跨る。
アングロサクソンらしく、小柄な割に胸のボリュームは豊かだ。
その豊かな胸を揺らしながら祐志の上で腰を振る。

「ああっ、凄いっ、ユーシっ、凄いぃっ!」

嬉しそうに腰を振るシャロン。

「ふふ、勝利の一番のご褒美よね」

それを嬉しそうに見るセシリー。
樹里の反対側でうっとりとしながら祐志に寄り添う。

祐志はシャロンに上で腰を振らせながら、樹里を引き寄せキスをする。
樹里もその唇を貪るように吸う。

「昔はつまらない女だったが・・・いい女になってきたな樹里」

今度は祐志の手が樹里の尻を掴み、それだけで樹里は熱い吐息を漏らしてしまう。
そう言われる事に喜んでいる自分がいた。

「春にも香港には大きなレースがあるから宜しくね、オーナー」

そんな樹里に反対から微笑むセシリー。
彼女は自分から祐志に豊満な乳を擦り付けている。

その間もシャロンは自ら腰を振って高まっていく。

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