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駆ける馬
官能リレー小説 - スポーツ

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駆ける馬 60

そして敦子と共に何度かイカされた後、そのままヘンリーに外に連れて行かれる。
暖かくなってきたとは言え、北海道の夜は涼しいが、行為が激しかったかヘンリーが抱き寄せているからか寒さは余り感じなかった。

樹里が裸で敦子と共に連れてこられたのは、母馬の馬房であった。
敦子は毎度の事なのか、理解してるような動きで中に入っていく。

「ここで続きだよ、ジュリ」
「こんなところでっ?!」
「そうさ・・・母馬にセックスを見せてあげる事で発情を促すのさ」

嘘みたいな話に樹里は目を丸くするが、敦子はもう慣れたものだ。
これはヨーロッパでも秘技として門外不出にしている知識だったりするのだが、涼風ファームでは偶然そこに辿り着いていたものだ。

「ジュリのような淫らな女は、牧場で一番歓迎されるのさ」

ニコニコとヘンリーは誉めているのだが、褒められた樹里は微妙な気分だ。
そんな樹里を尻目に敦子が手頃な所を見つけてオナニーを始めたので、ようやく嘘でなさそうな事だけは理解できた。

「さ、俺たちもたっぷり愛し合おう」
「あ、ああっ、ちょ、んあっ」

その馬房は健三が幼駒の頃から娘のように可愛がったと言われるシーテイストの馬房だった。
樹里が嬌声を上げてもシーテイストは騒ぐことはなく至って落ち着いている。

「あ、あっ、こんな、ところで、えっ、あっ」
「慣れれば病みつきになる。彼女にもいい刺激になるだろう」

立ちバック・・・
まさに種付けするように樹里を突くヘンリー。
馬房でやっているだけに、樹里も種付けされてる感に身を震わせる。

「シーテイストは種付けされるのが大好きってな・・・まるでジュリのようだな」
「ああっ、そんなっ、言わないでぇっ!」

ヘンリーの方に首を伸ばしてきたシーテイストを撫で、更に樹里へのピストンを激しくする。
樹里は脚をガクガクと震わせながら、今にも崩れ落ちそうになるがヘンリーが支えながら突き続ける。
兄弟の中では学者肌で一番動いてなさそうなヘンリーだが、脱ぐと痩せてはいるが筋肉質で樹里を支える腕も力強い。

「シーテイストのお相手、エンペリーはマッチョで荒々しいセックスをするよきっと・・・こんな風にね!」

そう言いガンガン突き上げる。
そんなパワフルなセックスに樹里は悶え泣くしかできない。

「ああっ!こんなのっ!孕んじゃうっ!孕んじゃうぅっ!!」

本能のままに叫び泣く樹里。
もうここが馬房である事はすら気にならなくなってきた。

樹里の絶叫にもシーテイストは驚くことも暴れることもなく、むしろ興味深い様子で距離を置きながらじっと見ている。
もともと気性面ではおとなしい馬でヘンリーもあえて彼女を選んだとも思わせる。

「マジで孕ませたいくらいいい女だよ、ジュリはっ!」
「あぁあっ、またイクっ!イッちゃうぅうぅうぅっ!」

樹里の脳裏には初めて涼風ファームを訪れた時の真奈と幸子の姿が思い浮かぶ。

あの時実は・・・
その光景を見て濡らしてしまっていた。
そう考えると、今のこれは必然だったのかもしれない。

「ヘンリーっ、もうっ、もうっ、駄目っ!駄目なのぉっ!」
「イケよっ!イッてしまえよっ、ジュリ!!」

ヘンリーの欲望を膣内で受け止める樹里。
何だかこれに癖になっていく気がしてきたのだ。



そんな事もありながら5月も進み。
ビクトリアマイルではジムベルクとダスゲニーの壮絶な女の戦いの末にジムベルクに軍配が上がる。
オークスではまさかの人気薄ノアノハコブネの勝利。
桜花賞馬エルプスには距離が長すぎた惨敗だった。

そしてダービーの栄冠は、一等星シリウスシンボリが騒動を引き起こした影響も無く輝く。
しかし、その騒動はこれで集結した訳では無かったのだ。

5月から6月に入って行われた安田記念では、ニホンピロウィナーが圧巻の走り。
最早マイルでは敵無しであった。

そんな中、スターライトブルーが栗東に帰ってきた。

「どうだった?」

調教から帰ってきた澪に寛子が問う。
馬運車から出てきた時、別の馬かと思うぐらい変わっていたから気になる所だった。

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