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駆ける馬
官能リレー小説 - スポーツ

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駆ける馬 38

なので構わずガンガン突き上げる。
澪は全身ビクンビクン痙攣させ、声にならない絶叫を上げ続ける。

「いいよっ、澪ちゃん、何回でもイッちゃおうね!」
「あっあっあっ、あおおおおおおおおおっ!!」
「ふふふっ、イキ狂う澪ちゃんも可愛いよ」

寛子にとっては自分の彼氏にもこれぐらいやって欲しいという願望でもある。

やってくれていたら、別れずに済んだだろう・・・
と言うのも、寛子が彼氏と別れたのは性生活の不一致。
余り求めてくれない彼氏に寛子が持たなかったのだ。
つまり、荒療治の半分は寛子も欲求不満だったのが実情だ。

それだけに求められない辛さを知ってる寛子は、澪に対して手を抜かない。
バイブを振動させたままガンガンと男のように突き上げる。

「ひあぁぁぁっっっ!!しゅっ、ごいっ!しゅごいぃぃぃっっっ!!」

呂律すら怪しくなった澪が悶え叫ぶ。
今までのオナニーなんてお遊びでしかないぐらい快感の差が大きかった。
その快感を貪ろうと必死で腰を合わせて振る。

そして・・・

「んひひひぃぃぃっっっ!!!」

意識を半ば飛ばしながら澪が達する。
だが、それは終わりでは無い。
無慈悲な機械は動き続けるし、寛子の腰は止まらない。

「いぎぃぃぃっっ!!またっ、イクッ!イクッのおぉぉっっっ!!!」

絶頂に次ぐ絶頂。
澪の意識は見事に消し飛んでしまったのだった。


その日から、調教が終われば寛子と澪で肉欲を貪り合う生活。
気がつけば、年末まであとわずかになっていた。

スターライトブルーは開催一週間前に中山へ輸送。
向こうで落ち着いて調整と言う事になった。


その馬運車には遠征ではそうであるように寛子も乗り込む。
そして澪も乗っていた。
騎手が馬運車に同乗する事は無いとは言えないが、それは直前輸送の時が多い。
こうやって事前輸送の時は珍しいが、これは中山で澪が調整するからと言う事だからだ。

その澪と寛子は馬運車の馬房内に居た。
人間は前方の座席に乗るのが基本だが、スターライトブルーの様子を見ると言う事でそこに乗っていた。

「だいぶこなれてきたわね、澪ちゃん」
「寛子さんのお陰ですよ」

寛子の言葉に頬を少し赤らめる澪。
下半身は何も履いてなく、大股開きでスターライトブルーに見せつけるように大きなバイブで蜜壺を自ら掻き回している。
快楽に染まる顔も掻き回す手先も、どこか余裕を感じさせるものだった。

澪は寛子との毎日のようにしていた激しい交わりのお陰で、快楽に折り合いをつけれるようになりつつあったのだ。


ホープフルステークスの直前追い切り。
栗東の馬が関東で調整する異例の策。
澪がスターライトブルーにまたがると、馬にもスイッチが入ってやる気モードになる。

「おっ」

今までの感触がない。
前走までは調教の時ですら乗っただけで下半身が疼いて仕方なかったけど、今朝の感じではそれがない。
もちろんスターライトブルーの調子が悪いわけではない。

正確に言うと心地よいのだ。
つまり、快感を感じているのだが、それを心地よく受け止めれるようになっていた。
あの激しい荒療治の効果はあったようだ。

そしてスターライトブルーも若干の変化があった。
馬場に入ると弾丸のように走り出すのが常だったが、澪が抑えようとすると少し力を緩めたのだ。
初めてスターライトブルーが言う事を聞いたからつい嬉しくて、制御しようと抑え過ぎて機嫌を損ねてしまったが、少しだけでも指示を聞いてくれた事は収穫かもしれなかった。


そんな調整をしていざ本番。
パドックではやはりスクラムダイナの出来が一番映えていた。
この馬も無敗で連勝中。
ディクタスのいい所を受け継いだと言われていて、来年の馬産地ではディクタス人気が上がるのは必至だろう。

スターライトブルーは遠征とあって、若干チャカついてはいる。
それはイレ込んでると言う表現でいいと思うが、この馬の場合は走りたくて走りたくて堪らないからこそのイレ込みとも言える。

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