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駆ける馬
官能リレー小説 - スポーツ

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駆ける馬 341

「ああっ、あぁあっ…気持ちいい?」

亜紀が奉仕している姿はサンデーサイレンスからは見えることはないし、亜紀も彼の顔は見れない。
それでも気持ちよくさせたい思いが溢れて、非現実なこの行為に没頭し、必死に舐めて奉仕する。

「彼女は本気ね」
エイミーは健気な亜紀の姿に目を細めながら彼女の股間に向かっても指を這わせていく。

亜紀の股間はよく濡れていた。
彼女としては幸子と共に毎日のようにやっていた行為であるし、その後の幸子とスターオーが交わるようになってからもこの行為はしていた。
むしろ男を絶っていたから気を紛らわす為にやっていたのだが、それが癖になっていた部分もある。

因みにスターオーはオスとしての機能は取り戻したものの、ヘンリーが精液を採取して検査した結果、精子の動きが悪いのが確認されていた。
だがこれも適度に精子を作るサイクルを繰り返せば改善するとの事で、幸子の膣を使ってのトレーニングは続けられている。
亜紀が牧場を出る頃には、幸子もその行為を楽しめるようになっていたようで、つくづく女体の神秘と凄さを感じさせたのだった。

そんな亜紀とクロエを弄る事に専念するエイミー。
亜紀とクロエの舌遣いは更に熱を帯び、2人の低い吐息と喘ぎが馬房に響く。
されて気持ち良いらしいサンデーは脚を少し開いて微妙に腰を振っているが、相当ご機嫌でブルブル言いながら満足しているようだった。

3人の行為はしばらく続き、サンデーサイレンスは至極満足したような表情をしていた。
激戦を繰り返した馬体に疲労の色は全く見えず。
3人の奉仕がサンデーサイレンス自身にもいい影響を与えているのは間違いなかった。

(彼女はいいジョッキーになるわね)

エイミーはそう確信した。

「腕を上げたら、またアメリカにいらっしゃい」

そう言われて亜紀は決意する。
騎手になって活躍して再会したいと・・・



一月二月、そして三月と時が進み春のG  1レースに向けた戦いが始まる。
アクアパッツァとディザイアはそれぞれステップレースに挑む。
スーパークリークは大阪杯に直行の予定だ。
サウジで勝ったサンデーサイレンスはそのままドバイワールドカップに登録。
あれだけサウジで強い勝ち方をしてもアメリカで評価されない事にクリスも不満げだった。
ノースウインドはドバイゴールデンシャヒーンに登録。
G  1で中々結果の出ないノースウインドだが、クリスもクロエも焦りは無い様子だった。

涼風ファームでは出産シーズンに入り、早い子が産まれ始めている。
人間の方も百合が8人目を出産。
真奈と敦子のそれぞれ5人目の出産がこの後に控えていた。


そんな中で久々に樹里が涼風ファームに来た。
今年は本業やら海外渡航やらで忙しく、年明けから行けてなかった。
出迎えたのは、幸子。
今年53歳になる筈の幸子だが、更に若返って綺麗になった感がある。

馬主業を初めて最初に出会った6年前から比べたら全く人が変わったような顔をしている。
もちろんそれはいい意味で。
日々私生活が充実しているのが明らかである。

「彼は元気ですか?」
「ええ、お陰様で……種馬としては厳しいようですけど、それでもあれだけ元気になってくれたら…息子同然ですから」

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