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駆ける馬
官能リレー小説 - スポーツ

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駆ける馬 339

警戒心が強いサンデーが初対面で怒らないのは珍しい事だった。
クロエも初対面は威嚇されたから、亜紀に威嚇しないサンデーの態度にビックリしていた。

「ああ・・・なる程ねぇ・・・」

エイミーは何かに気付いたのかニヤニヤする。

「お姉ちゃん、何?」
「カノジョ、顔に似合わず随分とビッチちゃんみたいね」

笑うエイミー、意図に気づきサンデーの腹の下に目をやるクロエ。
そこには大きく伸びたオスのシンボル。

「もしかして・・・」
「そのもしかしてよ、お嬢ちゃん・・・この悪魔はメスが大好きなのよ!」

亜紀も馬は沢山見てきているが、こんな目をした馬は初めてだった。
人を値踏みするような雰囲気の視線は、性欲の対象として亜紀を見ていると言う事のようだった。

「えーっ、カノジョまだ子供じゃない?」
「違うわ、オトコを知ってるオンナよ・・・カレがそう言ってるもの」

じゃあ私はどうなのよとクロエが頬を膨らませるが、エイミーは『貴方はおこちゃまだもの』と少し馬鹿にするように言い、クロエが地団駄を踏む。

亜紀から見たらクロエは背も少し高いしお姉さんのように見えるのだが。

「カレの目の前に立ってみて」
「はい…」
エイミーに言われるままサンデーサイレンスの前に立つ亜紀。
するとぬっと馬房から顔を出して亜紀の頬を舐めようとしてくるのだ。
咄嗟に避けてしまう亜紀。

「やっぱりね」

笑みを浮かべたエイミーは、サンデーに手綱を付けて洗い場から馬房へと歩きながら亜紀に『付いてきて』と言う。

「貴方、経験人数は?」
「5人です・・・」
「全員相当なヤリチンね」

亜紀はラルフだけで無く、エリック達四兄弟と姉の旦那であるニックとも関係を持っている。
その5人から毎日抱かれて開発されていた訳だ。

「クロエにも見習って欲しいわ・・・セフレの1人や2人作るぐらいじゃないと」
「ヤリマンビッチと一緒にしないでよ!」

共に付いてくるクロエは膨れっ面。
こう見ると年の離れてない姉妹なのに、エイミーの方がずっと大人に見えてしまう。
クロエも男性経験はあるし性欲も弱くないが、エイミーは男遍歴もかなりのものである。
何より彼女は本能のままのメス・・・
ただし、狩りをするメスライオンではあるが。
恐らくだが、その部分がサンデーがエイミーを選んだ理由のようだ。

そのまま馬房に入るとエイミーは周りを気にする事無く裸になる。
亜紀も見惚れるぐらい綺麗なプロポーションのエイミーが股を開くと、サンデーは匂いを嗅ぐように鼻先をエイミーの股間に近付けたのだ。

最初ははっと息を飲んで驚いた亜紀だったが、エイミーとサンデーのお互いの行為をすぐに理解して、にっこりと笑みを浮かべる。

それにクロエが驚いてしまうほど。

「コレがあって初めてカレのパートナーとして認められる、ってところかしらね」
「気に入られたんですね…私もおんなじようなことが一度だけ…」

エイミーと亜紀のやりとりにますます混乱するクロエ。
エイミーより上の姉2人も感覚はエイミーに近いから、元から理解は出来なかったのだが。

クロエはこれを何度も見ながら理解不能なのだが、亜紀は違う。
同じ場面に遭遇していたからだ。

彼女が見たのは、幸子とサクラスターオー。
生命力を極限まで削って生き延びた彼は性欲も枯れ果てていたが、それを呼び戻そうとした幸子によって回復しつつあった。
今のシチュエーションと同じく、幸子の股間の匂いを嗅ぐようになった所を偶然亜紀が見てしまい・・・
そこから亜紀も幸子と共にスターオーの男根を舐めてオスを呼び戻す事をしていたのだ。

亜紀にとって幸子は牧場全員のママと慕っていたし、そのママの『恋人』スターオーをどうにかしてあげたい気持ちからだった。
そしてそんな2人の熱意で、冬の頃にはスターオーのシンボルが雄々しく復活したのだった。
その復活にエリックは次のステップに進む事を決断・・・
故郷スノーベリー牧場から特殊な偽牝台を取り寄せたのだ。

それは牛や馬の種付けトレーニングや精液採取に使われる牝の高さに合わせた台。
ただ普通のモノと違うのは、そこに人間が入れるようになっている事だ。

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