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駆ける馬
官能リレー小説 - スポーツ

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駆ける馬 320

怯える梓に、祐志は優しく頭を撫でて落ち着かせようとする。

「大丈夫。別に梓を襲って食べちゃうようなことはないよ」
「でも…」
「これがこの馬のいつもの姿さ」

サラブレッドは草食動物のはずだ。
でも今目の前にいるこの生き物はまるで猛獣だ。
肉を与えたら食べ出すのではないかと梓は本気で思っていた。

そんな梓の肩に祐志が手を置く。
それが梓を物凄く安心させたのだった。


その夜、ベッドで全裸で寝転ぶ祐志のそそり立つ男根を、梓がペロペロと舐めていた。
数ヶ月前に父と母のセックスを初めて見た梓だったが、2回目には自ら祐志の男根を握り、そこに口をつけたのだ。
祐志も少し驚いて誰かに教わったのかと問うたが、梓はパパが大好きだからこうしたいと思ったと返した。
まだ女としての成長や性感も未成熟なままの梓だったが、メスとしての本能がそうさせたのかもしれない。
故にそれ以来、祐志は梓の好きにさせていた。

その梓の隣では、樹里も祐志の男根を舐めている。
母と娘が左右挟んで男根を舐める・・・
それを見る祐志にとって笑いが止まらなくなるぐらい至福の光景だった。

こうなったからにはちゃんと教えろと樹里に行った所、心底納得はしてないものの梓に教えているようで、回数を重ねるごとに舌使いは上手くなっている。
2つの舌がピチャピチャと祐志の男根を余す所なく舐めていく。
その行為の快感以上に、母と娘にやらせていると言うのが快感であった。

「梓は本当に上手だな」

そう言って梓の頭を撫でると、梓は嬉しそうに鼻を鳴らす。
逆に樹里から不満げな梅き声・・・
娘に少し嫉妬しているようだった。
思った通りの樹里の反応に、祐志はニンマリとしてしまう。

「樹里、そろそろ跨っていいぞ」

そう祐志が言うと、樹里がパッと顔を輝かせながら祐志を見る。
本当に都合が良いぐらい思い通りの反応だった。

「嬉しいっ!あなたっ!嬉しいのっ!」

そう言いながら身を起こした樹里が祐志に跨り、男根に手を添えて腰を下ろしていく。

「ああっ、これっ、これがっ、いいのぉぉっ!!」

娘の前にも関わらず嬌声を上げる樹里。
梓にとっては母のこの変貌に毎回戸惑いを感じてしまう。
それはまだ女の快楽を知らない故であるが、綺麗な母が醜く歪むようで好きにはなれない。
だが、父によるとこの時の母の顔が最も綺麗で大好きだと言うのだ。
それは理解できないのだが、父はこんな風に母が淫らであれば帰ってくると言っているから、これが正解なのだろう。

そんな父と母の行為はさらにヒートアップし、祐志の胸板に崩れ落ちた樹里を祐志が両手で抱きしめ、追い打ちをかけるように激しいピストンを繰り出す。
梓の目には見えない速さに感じた。
樹里の口からはとめどなく獣のような絶叫が発される。

梓は不思議な感覚に襲われる。
今まではなんとなく見てきた2人の行為が、次第に、自分まで何か体が熱くなるような、そんな気分にさせられていた。

それに祐志は気付いていた。
女として開花するのはまだまだ先だが、梓はその一歩を歩んだのだった。


丁度同じ週に行われたファンタジーステークスではディザイアが快勝。
これでアクアパッツァと共に阪神ジュベナイルフィリーズの有力候補となった。

次週のエリザベス女王杯ではプラニフォリアがサンドピアリスの猛追を首差交わして勝利。
引退レースに花を添えたのである。


そしてその次の週はマイルチャンピオンシップ。
天皇賞惜敗の本命オグリキャップに、悠に乗り替わったバンブーメモリーが挑む戦いとなる。

悠がバンブーメモリーの騎乗を選択した事で、オータムリーヴスはサンドピアリスでG1を制した岸田が抜擢されていた。
ここ暫く精神的に不安定だったオータムリーヴスだが、岸田が上手くいなして煩いながらもいつも以上のヒートアップは無かった。

天皇賞からすぐのオグリキャップだったが、疲労感は感じられない。
むしろ食欲旺盛で体重維持が大変なぐらいだ。

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