駆ける馬 306
その辺りの事は祐志はよくわきまえている。
昼はそんな風に紳士だった祐志。
夜は打って変わって暴君でもある。
高級ホテルのベッドに全裸で腰掛ける祐志。
その足元にしゃがんだ全裸の樹里が一心不乱に祐志のモノを舐める。
「随分とがっつくんだな」
ニヤニヤとそう言う祐志。
樹里は祐志のモノからゆっくりと口を離すと、少し不満げに見上げる。
「だって・・・欲しかったんだから」
その樹里の答えを面白そうに笑う祐志。
「素直になったものだな・・・淫乱なメスの癖に取り繕うつまらない奴と思っていたが、随分といいオンナになったものだ」
涼風ファームの女達や奈帆が性欲に素直なのに感化された部分もあるが、樹里自身も三十代に入ってから性欲がどんどん増して行ってる感がある。
今も祐志のモノを舐めながら、我慢できずに自分で股間を弄ってしまっていたぐらいだ。
「ふふ・・・欲しいんだろ?ベッドに乗りな」
そんな樹里を見て満足げに祐志は言う。
言われた樹里も嬉しそうに目を輝かせた。
ベッドに横になりながら樹里を促す祐志。
外国人のソレとも引けを取らない立派なモノが天を向いて逞しく反り立っている。
樹里がそこに向けて立ち上がると膝裏、太腿をツーッと愛液が伝って落ちていく。
それを見て祐志はニヤつく。
祐志のモノに向かって腰を下ろしていく樹里。
ゆっくりひとつになっていく中で彼女の顔が快楽に蕩けていく。
久しぶりの祐志のモノに達しかけてしまう。
そして更に快楽を貪ろうと自ら祐志の上で腰を跳ね上げていく。
「随分といいマ◯コになったものだな・・・愛してるぜ、樹里」
何と薄っぺらい愛の言葉だろうか。
抱いた女全てに挨拶のように愛してると言っているだろうと言う事は樹里も分かっているし、自分が彼の本命でないのは分かっている。
それでも、そう言われただけで快楽が何倍にも跳ね上がる。
「あっ、あっ、私もっ、私もっ、愛してるぅっ!!」
離婚したし祐志に多くの女が居るのも知っている。
だが嫌いになれないし、好きなままだ。
いや何より、この祐志のペ◯スを忘れられない。
樹里がこうやって身体を重ねる機会はさほど多くない。
それだけに今回のアメリカ行きに祐志が同行すると言った時には心躍る気持ちだった。
間違い無く子供達より樹里の方が喜んでいたし、この夜の逢瀬を心待ちにしていたのだ。
故に腰の動きは激しい。
「あっ、ああっ、もっとっ、もっとぉっ!」
普段の清楚な顔をかなぐり捨てて樹里は祐志の上で髪を振り乱し、豊かな双乳を淫らに揺らし跳ねる。
祐志がそれに応えるように下から樹里を突き上げる。
樹里は絶叫し背中を仰け反らせ、ひっくり返りそうになるくらいイキかける。
それを祐志が身体を起こして抱き寄せて、対面座位でさらに激しく突き上げる。
「ああんっ!イイっ!それイイっ!!」
「ほら、もうイキそうだろ?どうして欲しい、どこに出して欲しいか言ってみろよ」
「突いてっ、メチャクチャに突いてぇっ!・・・膣内にぃ、膣内にたっぷり欲しいのぉっ!!」
その言葉にニヤリと笑い祐志はガンガンと下から突き上げる。
祐志に抱きつき髪を振り乱しながら樹里は啼いた。
「ああっ、イクッ、イクッ、イクのぉぉぉっっっ!!」
そのまま上り詰めた樹里だったが、祐志はその瞬間に竿を抜き去り、樹里の腹が白濁の飛沫に彩られる。
「あぁぁ・・・なんでぇ・・・」
悶えるような樹里の吐息。
そんな樹里を抱きしめながら祐志は耳元で囁く。
「もっとエロくお願いしてみな・・・できるだろ?」
そう言って身を放すと、樹里はベッドの上でノロノロと身体を動かして四つん這いとなり祐志に尻を向ける。
そして飢えた尻を揺らしながら自分の指で割れ目をVの字に開く。
「頂戴っ・・・オチ◯ポ頂戴っ!・・・私のオマ◯コにたっぷりハメて頂戴ぃっ!!」
そう懇願した樹里を祐志は満足そうに見るのだった。
その晩、梓は夜中に目を覚ましてしまった。
横で寝る妹は熟睡。
彼女と違い、この妹は環境が変わろうと良く寝れる。