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駆ける馬
官能リレー小説 - スポーツ

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駆ける馬 28

そう言いながら、寛子はごく自然な動作で馬の巨根に舌を這わせていく。
それをビックリしたように見る澪を横目で見ながら舐める寛子。
その寛子の顔は澪が見た事が無い、扇情的で魅惑的なものだったのだ。

「ああ・・・寛子さん・・・凄いぃ」

馬の巨根を握りながら股をモジモジさせる澪。
寛子の方はこれが初めてではない。
牡馬達が馬っ気を見せる度に、こんな風に寛子が処理してきたのだ。
そしてそれは牡馬達を精神的にリラックスさせる効果や、馬房以外で馬っ気を見せなくなるなどの良い効果があり・・・
更に寛子に対して従順に馬がなっていった。

そんな事があって寛子は馬の扱いが上手いと評価が上がり、仁藤厩舎の有力馬を任されるようになってきたのだ。

「ほら、澪ちゃんもやってみて・・・ブーちゃんが待ってるよ」

寛子が微笑む。
スターライトブルーも何処か心地よさそうな嘶きをしてるように澪には聞こえた。

そして誘われるように澪の口が巨根に近づき、ゆっくりと舐め始めた。

2人で両側から丁寧に。
スターライトブルーは心地よさそうに小さく嘶く。

「あっ、動いた…」
「ほら、もっとだよ澪ちゃん。ブーちゃんが気持ちよくなれるように」
「はいっ…ン…」

しばらく2人でその行為を続ける。
お互いにスターライトブルーの巨根を舐めながら自分の秘部も指で弄っていたから、マ〇コは濡れ濡れで数度絶頂してしまった。

落ち着いたら澪と寛子は顔を合わせて笑いあった。

その後、寛子の家で風呂に入り、ベッドの中で2人共裸で抱き合いながら、互いを弄り合う。
弄り合いながら様々な事を話し、澪は精神的に楽になったのだった。
ただ、牡馬に乗ると濡れるのは癖になってしまったが、それを受け入れてむしろ楽しめるようにさえなったのだった。


一方、樹里にとってシロノライデンの3着は大健闘と言って良かった。
同じく涼風ファームにとっても、同じく久々に聞く大活躍の朗報だったのだ。

そんな樹里が早速、肌寒くなってきた涼風ファームに訪れたのは翌日だったのだ。
居ても立っても居られなかった訳だ。

「おめでとうございますっ、オーナー!」
「こちらこそ、ありがとうございます」

樹里も真奈も笑顔が止まらない。
新しい事務所の外側に作られた牧場を見渡せるテラスでお茶をしながら勝利の余韻を噛み締めていた。

その向こうを走る2頭の当歳馬は随分大きくなっていた。
1歳馬達は既に育成牧場に預託され、牧場から離れている。
いずれ育成施設も作りたいと思っている樹里だったが、それは色々と体制が整ってからになるだろう。

「素晴らしいレースでした」
「3着に踏ん張れるとは思わなかったです」
「ええ、本当によく頑張ってくれました」

何より新体制でいきなりここまでいい結果が出るとは思わなかったのだ。

「まあ、ルドルフは強すぎでしたけど」
「いつかあんな馬を生産したいですね」
「ええ、そのためにも頑張りましょう!」

今週は秋の天皇賞。
本命視されるのはミスターシービーだが、放牧地を駆ける当歳の1頭が彼と同じトウショウボーイの子である。

母シービークインはトピオ産駒の快速逃げ馬。
デビュー戦ではトウショウボーイに破れはしたが、重賞を3勝と活躍。
そして繁殖牝馬となり、その相手として選ばれたのが稀代の快速馬にして『天馬』と称されたトウショウボーイなのであった。

シービークインの馬主は、デビュー戦で敗れた時にトウショウボーイとの種付けを決めたと言う伝説めいたエピソードもあり、両親の脚質から産駒は快速逃げ馬になるものだと思われていた。

だが、生まれた子は関係者の期待通りの快速馬となったが・・・その脚質は怒涛の追い込みであった。

ミスターシービーと名付けられたその馬は、類稀なる瞬発力とスピード、常識破りの戦法で三冠レースを全て制覇。
生まれからしてドラマティックなだけでなく、レースぶりまでロマンがある。
それがミスターシービーと言う馬であった。

「牧場ではシービークインが次の子を産んでくれないと嘆いてるみたいですけど」

シービークインはミスターシービーを産んでから次の子を産んでいない。
牧場としては次代に血を繋げる牝馬が欲しいんだろうが、こればかりは上手くいかない。

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