駆ける馬 256
その祐志の足元には跪き祐志の肉棒に奉仕する樹里。
結局、何だかんだ言っても、こう言う時に拒否出来ないのが惚れた弱みなのである。
「麗奈のを舐めてやれよ樹里」
「ああっ、ちょ、ちょっとっ!ダメッ!」
ニヤニヤしながら麗奈のワンピース水着を脱がす祐志。
三児の母と思えぬ程にスレンダーな身体。
小ぶりで可愛らしい胸の膨らみや乳頭の色合いは子持ちとは思えぬぐらい淡い色合いだ。
肉感的な樹里と比べれば妖精のような可憐さがある。
淡い下腹部の茂みに覆われた割れ目も経産婦らしからぬスッキリした色合いと形だ。
祐志に言われるがままに麗奈の割れ目に舌を這わす。
麗奈がビクンと身体を震わせながら可愛く叫ぶ辺り、女同士の行為には慣れていないのかもしれない。
「本当にいい女になったな樹里・・・麗奈もそう思わないか?」
この男は何を言っているのか・・・
そもそも現妻と元妻を並べてヤるとか普通ではない。
「そんなのっ、知らないっ!・・・あなたは私だけのあなたでいてくれたらいいのっ!」
そりゃそうだろう。
かつては樹里だってそう言いたかった。
こうやって他の女の存在を認めさせていくのが祐志のやり方なんだろう。
樹里の時はそれを許容できず離婚となったが、結局は元鞘状態でそれを受け入れざるを得なくなっている。
つまり逆を言えば、麗奈にもその順番が回ってきたのだろう。
もしかすると、奈帆の存在を麗奈に認めてさせる魂胆なのかもしれない。
樹里の舌と指で散々イカされた麗奈はその場にヘナヘナと座り込む。
それでも許さず、樹里は股間に顔を埋めて舐め続ける。
そんな樹里の尻を撫でた祐志は、ビキニのボトムを樹里の豊満な尻から引っぺがし、己の怒張をねじ込んでくる。
既に準備万端の樹里のソコは安易と祐志の肉棒を受け入れてしまっていた。
「ああっ!太いぃっ!」
樹里からは歓喜の声しか出ない。
逆に麗奈は少し悲しめの喘ぎ声となる。
そして祐志の方はご機嫌だ。
ズンズンとリズミカルに樹里を突く。
「ああっ嫌っ、こんなのっ、嫌ぁっ!」
かつては麗奈の方が不倫相手だったが、立場は逆転だ。
今の麗奈の気持ちが痛いぐらい分かる樹里だが、身体の方は喜んで祐志を受け入れてしまっている。
男女の激しい交わりの証であるパンパンという身体をぶつかり合わさる音が露骨に大きく響き出す。
「ああっ、ダメ、ダメなのっ!」
そう叫びながらも悦びが勝ったような喘ぎ声をあげる樹里に対し、樹里の攻めを受けているだけの麗奈からは悲鳴が。
祐志はひとり楽しみながら樹里にピストンし続ける。
祐志の力強いピストンに翻弄される樹里。
人としては最低かもしれないが、男としては最高なのだ。
なす術も無く樹里の身体は絶頂に導かれるのだった。
「ああっ!もうっ!ダメッ!ダメぇぇっっ!!」
「いいぞっ!しっかりイケッ!・・・お前が誰の女か見せつけやれっ!」
樹里が達した瞬間、麗奈も小刻み身体を震わせて達した。
息も絶え絶えの2人だが、祐志は元気だ。
抜かずにそのままピストンを再開したのだった。
その後も何度も何度も突かれ散々イカされた樹里。
麗奈の方は前でそれを見せられ、散々焦らされて祐志に泣いて懇願。
樹里とヤッても体力の有り余る祐志は麗奈とも交わる。
ベッドに身を埋めてそれを樹里は見ていたが、やはり祐志の体力にはついていけない。
そして散々ヤラれた麗奈もベッドに倒れ込む。
ベッドに倒れ込む樹里と麗奈を見て満足そうに立ち上がった祐志は、まだ体力が有り余っている感がある。
呆れるばかりの絶倫ぶりだ。
「2人共俺の女なんだから、仲良くしろよ」
そう理不尽に言い残して、さっさと1人でシャワーを浴びに行く祐志。
その背中を見送った後、麗奈がボソリと言う。
「てきる訳が無いじゃない・・・」
その言葉に釣られて笑ってしまう樹里。
仲良くできないと言うか、逆に争うのが馬鹿らしい。
そんな樹里を睨んで見た麗奈だが、やがて大きな息を吐いてから少し笑う。
彼女も争う事のバカバカしさに気づいたのだろう。
2人は結局そのまま笑い合ってしまったのだった。
そんな事もありながら8月の末。
奈帆が再びアイルランドに留学に向かうのを見送り、樹里は札幌記念を観戦。
牡馬の強いメンバーも集まったが、ここを快勝。
この後は京都大賞典からエリザベス女王杯に向かう予定となる。
そしてスーパークリークの復帰戦もあったが、残念ながら6着。
復帰すぐとあって身体が重く、次走の神戸新聞杯で再調整して菊花賞に向かう予定だ。
更に9月に入って樹里の所有馬が続々とレースに出る。
3歳牝馬路線では紫苑ステークスにプラニフォリア、ローズステークスにはオータムリーヴス。
スプリンターズステークス制覇を狙うウィンドサッシュはセントウルステークスから始動。