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駆ける馬
官能リレー小説 - スポーツ

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駆ける馬 26

大観衆のスタンドが沸き立つ。
シンボリルドルフはさらに突き放し独走モードに突入する。
シロノライデンもなんとかもう一度差を詰めたいところだが、その差は広がっていくばかり…
決してシロノライデンの伸びがないわけではないのだが、力の差は歴然であった。

シロノライデンと内で粘るスズマッハとの差はさらに開いた。
しかし…
そこに大外から一頭まったく違う脚で追い込む馬がいた。

剛腕が力の限り追い込んできたゴールドウェイ。
シロノライデンを一気に交わし、シンボリルドルフに迫ろうとした。

しかし・・・
そのゴールドウェイの豪脚すら止まったようにシンボリルドルフはもう一段加速。
スピードが落ちて無い筈のシロノライデンは置いて行かれてしまったのだ。

ゴール板を3着で通過したシロノライデン。
だがそれは完敗の3着だったのだ。


クールダウンで馬を走らせる澪。
勝負ができるなんてレベルではなかった。
前を颯爽と走るシンボリルドルフに隙なんて1つも無かったのだ。

そんなシンボリルドルフが脚を止める。
そしてシロノライデンと澪を見た。
意志の篭った目で。

控えよっ!!

そう聞こえた気がした。
同時に澪は全身を電流で撃ち抜かれたような感覚になっていた。
そう・・・
目の前に居るのは、紛れも無く王者で、勝負はおろか近づく事すら許されなかったように感じたのだった。


「まるであれは・・・皇帝だな」
「名の如く皇帝ルドルフだな」

誰かがそう言う。
この走りを目撃した者全てがその言葉に納得しただろう。

皇帝・・・
その馬にこの呼び名より相応しいものは無い。
まさに王者の中の王者の誕生だった。


そんな興奮冷めやらぬ中、澪は関係者の激励もどこか上の空だった。
一通り挨拶を終えてトイレに駆け込む。
下腹部の不快感が我慢できないぐらいだったのだ。

降ろした下着はグッショリだった。
漏らしたとは違うこの感覚・・・
指で股を拭ってみると、糸を引くねとつき。
それが何か分からぬ澪ではない。
そして、その事実に身震いする。

シロノライデンは力負けした。
その上、クールダウンを終えたシンボリルドルフに睨みつけられて巨体を小さくするぐらい萎縮してしまった。

澪の方も圧倒されたし打ち負かされた。
だが、これはそれだけじゃない。
澪はメスとして、屈服させられたのだ。
相手が馬だとか関係無く、強いオスに澪の中のメスが屈服してしまったのだ。
この股間の湿りはその証拠だった。

「ああぁ・・・私っ・・・」

澪の脳裏で巨大な馬のぺ◯スで貫かれて悦びに咽ぶ自分が移る。
本当に屈服し、それを受け入れてしまってる自分に身震いしてしまう。

「んふっ!……ひっ!…っあ」

大きい声が出てしまいそうなのを慌てて口を手で押さえて押し殺す。
もう片方の手を蜜壺に伸ばすと愛液が大洪水のように流れ落ちて、澪は身震いする。

「はあっ、ああっ…」

口を押えた手を、自分の胸に伸ばしもう片方で割れ目をそっと…
レース後にこのような自慰行為なんて今までには考えられなかった。

自慰行為だけじゃなく、ここまで強烈に自分がメスでしかないと思い知らされたのは初めてだったのだ。


そんな澪にとって人生を一変させるような体験・・・
月曜日は休養を貰った澪だったが、火曜日の早朝には厩舎所属騎手としての仕事が始まる。

シロノライデンは激走もあって、栗東に戻ったものの調教はお休み。
カイバ食いの良い馬の食欲が細るぐらいだから激走の疲れもあるのだろう。
自走はステイヤーステークスを予定しているが、それも体調次第と仁藤は考えていた。

そして澪は何頭かの調教をこなし、スターライトブルーに跨る。

「ふうっん?!」

さっきから牡馬に跨る度に感じた違和感。
スターライトブルーの時はその違和感が強くて身震いする。
何かは自分でも理解している。
牡馬に跨る度に、澪の股間は潤み感じてしまっていたのだ。

これまでにこんな事は無かった。
あの敗戦から自分の何かが変わってしまっていた。
昨日の休みも何処にも出かけず、狂ったように股間を弄り続けていたが、それも初めての事だった。

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