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駆ける馬
官能リレー小説 - スポーツ

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駆ける馬 231

「ひっ、いあっ、ふあぁあっ…」

フラフラと崩れ落ちそうになる身体を、悠ががっちり食い止めて律動を再開させる。

「あっあっ、それ、だ、だめ…」
線の細い純朴な青年だと思っていたが、こっちの方は猛獣に近い。
そしてステイヤーのごとく無尽蔵のスタミナ。

「ああっ!!!」
深い一突きを食らって背中を仰け反らせてしまう。

澪が絶頂を迎えようと、後ろからのピストンは止まらない。

「あっ、あっ、そんなっ、おかしっ、おかしくっなるっっ!!」

翻弄されるばかりの澪。
一方、悠の方は余裕すらある顔でピストンを繰り返す。

「ダメッ!ダメッ!もうっ、ダメになるぅっ!!」
「駄目にしてあげますよ、澪さん」

叫ぶ澪を悠は深く強く突く。
その旅に澪の頭の中は意識が跳ね狂うのだった。

「イクッ、イクッ、またイクのぉぉぉっっっ!!」

大きな絶頂と共に、澪は糸が切れたようにがくりと力を失う。
そんな澪を悠はガッチリと受け止めたのだ。


そんな風に一方的にヤラれてフラフラで風呂から出る。
風呂で綺麗になったと言うか、フラフラだったから悠に洗われた感じだった。
そして風呂から上がり、寛子の作った朝食を食べる。
イカされまくった後でも、寛子の作るご飯は美味しかった。

「やっぱり先生のご飯は最後ですね!」

こちらはノーダメージの悠。
悠の食べっぷりに裸エプロンの寛子はニコニコしていた。

こんな感じだと、寛子と悠もよろしくヤったのだと澪は容易に想像が出来た。しかも昨日今日の関係ではないということも。

「悠くんはどうだったかしら」
「どうも何も、嵌めましたね寛子さん」
「ここでどうにかしないと澪ちゃんは一生ヴァージンだと思ったからよ」
「………」

寛子が厩舎を開業してから女性スタッフが増えて、しかも日に日に彼女たちの調子が良くなっているように見えた…澪はその理由がわかってしまったのだった。

因みに寛子は悠の初勝利の時のご褒美で初体験を求められて身体を許した経緯だ。
その時の悠は童貞丸出しの有様で、寛子に挿入した瞬間射精してしまう有様だった。

だが、そこからが普通でなかった。
射精後も全く萎えない悠の肉棒。
そのままテクもへったくれもなく体力のみでズコズコと突きまくる。
そんな無尽蔵のステイヤーよろしく、萎える事なく朝までヤリ続けられてしまったのだ。
気持ち良さは余り無かったが、一生懸命なのが可愛らしくて、そこから色んなテクを寛子の身体を使って教えてきた訳だ。
そう言う意味でも師弟関係とも言えるが、寛子の世話焼きはむしろ母子関係のようだった。

それだけでなく、厩舎の女性陣も悠の身の回りの世話をしつつ、夜のテクも教えているらしく、彼女達の中で『舘悠は私達が育てた』と言う感覚が強い。
その上で最近はテクも上がって彼女達も満足できているので余計に厩舎が良い雰囲気になっているようだ。

「寛子先生・・・何やってんですか・・・」
「だって、悠くん可愛いんだもの」

食事を終えて悠に乳を揉まれながら満足げな寛子に少し呆れる澪。

競馬界に現れたスーパールーキーの才能開花の秘密がこれだとしたら、何というべきだろう。
澪はまた一度嘆息した。
まあ酔った勢いとはいえ自分も彼と寝てしまった時点で同類だが。

「ウチの厩舎だけの秘密にしてね」
「もちろんですよ…こんなの誰にも言えませんって」

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