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駆ける馬
官能リレー小説 - スポーツ

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駆ける馬 221

「良い設備が揃ってきたから、馬産も捗るな」
「そうだな、良い繁殖牝馬も居るしな」

そう言うエリックとヘンリー。
その股間を一生懸命しゃぶっているのは、全裸の真奈と敦子だ。
彼らの言う良い繁殖牝馬にお腹の随分膨らんだ彼女達もカウントされている。

こうやって妊娠してもセックスが絶える事は無い。
無論それはエリック達が絶倫だと言うのもあるが、彼女達は彼女達ですっかりセックスの虜なのだ。
エリック達が求めなくとも、彼女達の方が求めてるぐらいだった。

エリックとヘンリーは同時にそれぞれのパートナーを抱え上げ、そのまま貫く。

「ひあぁっ!凄いっ!凄いのぉっ!」
「オチ◯ポッ!オチ◯ポ凄いぃっ!」

2人は豊かな乳からミルクを噴き出しながら同時に喘ぐ。
どちらも恍惚として満ち足りた顔でパートナーの肉棒を受け入れていた。



中央開催も年内残るは3週。
2歳女王決定戦の阪神ジュベナイルフィリーズにオータムリーヴスが出走する。前週ガーベラで勝った勢いが濱松厩舎には漂っており、さらにこちらは来年以降に期待のかかるヒロイン候補だ。

ここも断然の1番人気。
鞍上はスーパールーキー舘悠。

対抗になるのはシノクロス、プリンセススキー、ジムクイン。
オッズ的には上位はそれなりに競っているものの、舘も寛子もここが通過点としか考えてはいない。

「クラシックを意識して走ってね」
「はいっ、先生!」

寛子の指示にいい返事の舘。
しっかりとしたレースを覚えさせて来年のクラシックに挑むと言うプランが双方一致してるからの返事だった。
そしてそれに応える事ができるぐらいオータムリーヴスは賢い馬だった。

パドックで見てもこの時期の牝馬の中で一足先に大人になっている佇まいがある。
オータムリーヴス自体、元来大人しい馬では無いが、どっしりとした安定感か感じられるのだ。
それ故にここで一番人気なのも納得の結果だった。

ここまで3戦、マイルあたりを中心に使って来てスピード勝負なら負けないという自信も確信も持っている。
ここもマイル戦であり、普通に走れば勝てるだけの力はあると寛子も舘も思っている。
さらに勝つことに加えて、この先を見据えた競馬をしたいのだ。

スタートは心配するほどではない。
ポンとゲートを出て、アイノマーチが1完歩ほど抜け出してハナに立つ。
オータムリーヴスは無理に出すことなくちょうど真ん中のポジションで落ち着かせる。
他の有力馬も近めの位置にいる。

ペースはこの時期の2歳牝馬戦にありがちな早め。
特にG1の雰囲気でイレ込む馬も多かった分、戦前から予想はされていた。
だからある程度控えた競馬をしたいと言う舘の意思はあったし、オータムリーヴスもそれに応えていた。

決して大人しい馬では無いオータムリーヴス。
いやむしろ激しいと言っていいタイプではある。
ただレースに当たっては、その激しさを内に秘めておく賢さも持ち合わせていて、この馬の父親であるトウショウボーイもそう言う傾向にあったと主戦を勤めた舘の父親が言っていた。
それ以外にも寛子が見るに育成段階からしっかりと訓練されてきた賜物だろうと考えていた。

言わば優等生なのである。
寛子も舘も故に調教やレースでやり方さえ覚えれば、大きい所を勝っていける素材と見ていた。
絶対的なスピードや強さ言う面では引退したフルダブルガーベラの方が上ではあるが、ソツなくこなす器用さはオータムリーヴスの方が上と見ていた。
母系は古く重い血統なのだが、その悪さは見事に解消されていると言っていい。

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