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駆ける馬
官能リレー小説 - スポーツ

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駆ける馬 198

祐志本人はリュウノラモーヌを購入するつもりはそんなになかったようだが、その時の強い反抗心にゾクッと来たようだ。
樹里も祐志と出会った当初は素っ気なかったりツンツンした態度を取っていたのだが、それが祐志の興味を引いたのだと知って改めて納得した。

ただし、英国で祐志と再会した奈帆の第一声が
「どちら様でしたっけ?」
と完全に忘れ去られていた時は、さすがの祐志も凹んでいた。

そんな奈帆も、祐志の桁外れの精力に陥落寸前であった。

幸か不幸か、すっかり忘れられていた事が余計に火をつけたらしく、見ている樹里やアネットがドン引きしながら股を濡らすぐらい執拗な攻めだった。

「出してやるぞっ!孕めっ、孕めぇっ!!」
「んいぃっ!孕むっ、私ぃっ!孕みますぅぅぅっっっ!!」

絶叫しながら達して、ブシャアと潮まで噴いて身体を痙攣させた奈帆。
その膣内に祐志の濃い精液が大量に注ぎ込まれた事だろう。
樹里が知ってるだけでも十数人、そんなのは氷山の一角で孕ませてる祐志の精液だけに、これで奈帆が孕んだとて不思議は無い。

脱力しながらもセックスの余韻にうっとりする奈帆だったが、これは終わりでは無かった。
ズンズンと祐志が突き上げたのだ。

「んひぃぃっ?!わ、私っ、イッたっ、ばかりぃぃっっ!!」
「関係ねえっ!お仕置きだっ!!」

樹里とアネットは更にドン引き。
そして更に股を濡らす。
この男、奈帆をとことんオトすつもりらしい。
樹里やアネットは理解できるが、ここまでされたらどんな男とセックスしても祐志以外だと物足りなく感じるぐらいオチるだろう。

ああこれは、奈帆ちゃんが堕ちるのも時間の問題ね…
樹里はそう思った。

「ひいいいぃ!!いいっ、イクっ!またイッちゃううぅうぅうぅうぅうううっ!!!」
「おらっ、全部受け止めろよ!」
「あひいいいいいぃいっ!!」

派手に絶頂する奈帆の姿を見ながら嘆息する樹里。
これを真奈が見てたらなんと言うだろう…そう思いながら夜は更けていくのだった。

そんな海外遠征から樹里が帰ってきてすぐ、札幌でもう一頭の新馬がレースを迎えていた。
セントオーキッドの子でリアルシャダイ産駒の牝馬、プラニフォリア。
母馬のオーキッドが蘭を意味する所から、同じ蘭科の植物から命名されていた。

リアルシャダイはまだ実績の無い種牡馬であるが、社来ファームがノーザンテースト以上に期待していると言われており、決して評判は低くない。
ただ非凡な競争能力を持ちながらも、体質や脚元の弱い子が多いのが不安材料とも言われている。

そんなプラニフォリアの初戦は芝1200m。
小柄な牝馬らしく、パドックではキビキビと歩くのが印象的だった。

今回の鞍上は的家。
爽やかで誠実なイケメンとして人気の騎手で、年齢的には中堅どころ。
関東リーディングでも常に上位に名を連ねる名手でもある。
そうでありながら、勝負となるとしっかりといやらしくて、エゲツなく・・・
本命に乗ればきっちり結果を残し、穴馬ならば本命を喰う。
そんな所から冷酷無比のヒットマンと異名がつく勝負師でもあった。

プラニフォリアは単勝2番人気。
好素材と言われる馬が抜けた人気になっていて、オッズ的には少々離された。

レースはそんな1番人気馬が好スタートから先手を奪って2馬身リードを奪った。
プラニフォリアはじっくりと2番手からレースを進める。

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