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アイドルジョッキーの歩む道は
官能リレー小説 - スポーツ

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アイドルジョッキーの歩む道は 57

歴戦のベテランステイヤー、トーコウリバティでもスタミナ比べでは及ばなかった。
1馬身半差つけての勝利。
古馬長距離戦線に新たな注目馬が現れた瞬間だ。

「見事な勝利だったね」
「乗せてくださってありがとうございます」
引き上げてくる碧は、糸居とがっちり握手。

「この馬は将来が非常に楽しみになった…弟の活躍も楽しみにしてるよ」
「その時は、絶対勝ちますから」
「いい勝負をしようじゃないか」
「はい」

そして、その夜。
碧達は京都のホテルでちょっとした祝勝会をやった。

「ふふ・・・私達の妹ちゃんは優秀よね、紗英」

ご機嫌なのは樹里。
碧を抱き締め、頭を撫でる。
そして碧も甘えきった表情で満更でもない。

「妹ねぇ・・・」

何か言いたげな紗英。
紗英と樹里は今回結婚により義理姉妹となる。
その二人と姉妹となるには龍也と碧が結婚する事が条件となるから、それが紗英にとっての懸念材料なのだ。

「はいっ、私っ・・・先生とオーナーの妹になりたいっ!」

そもそも紗英の意思とは違い、碧は乗り気なのである。
本気でそう思ってるだけに紗英にとっては厄介な話だった。

「大丈夫さ、龍也ってああ見えていい奴だし」
「んあっ、でもっ・・・心配なのよ!」

後ろから抱き締めてくる年下の夫、尚樹に答える紗英。
甘い声が漏れるのは、彼女が後ろから尚樹に突かれていたからだ。

紗英と尚樹のカップルだけでない。
抱き合う樹里と碧も、それぞれ駿太と龍也にバックから突かれているのだ。

紗英と樹里は子を産むのがある意味使命でもあるので、婚約からほぼ毎日抱かれている。

尚樹と駿太にとっては幼少からの想い人と一緒になれた訳だから、かなり激しく求めてしまっていた。
それで紗英に可愛がって貰える時間が減った碧がとうとう耐えきれず乱入してこんな関係が始まり、更に駿太が聞き付けて樹里と共に参加。
こうやって3カップルで集まってセックスする機会が何かと増えてしまっていたのだ。

碧は元々乗り気だし、樹里も満更でない。
紗英も何だかんだ言いながら若い尚樹にヤラれていた。

「さて、碧はお兄さん達にも可愛い所見せてやれよ」
「うんっ、碧のエッチな所っ、いっぱい見て可愛がってっ!」

性欲が強いだけに碧はノリノリ。
そこがまた紗英が心配する事だ。

「龍也、お願い・・・碧には酷いことしないで・・・」
「酷いことなんてしねえよ・・・碧は俺達の大事な駒だから避妊もするぜ」

大事な駒・・・
その言い方が紗英を不安にさせる。
龍也だけでない。
駿太や尚樹も、黒崎厩舎、北川牧場、そして浅岡家に吉岡家・・・
更に碧・・・
彼らがそれを手中に収めて何かを企んでる気がしてならない。
勿論、それが悪い事とは限らないが、何故か不安なのだ。

だが、不安に思っても紗英にできる事は少ない。
それに、連日の激しい交わりで、紗英の身体は尚樹の女へとなっていってたし、樹里もすっかり駿太の女になりきっている。
そして、碧は紗英の妹と黒崎の名が欲しいと言うのがありありと分かるぐらいだから、龍也からは離れないだろう。

「ああっ、あんっ、いいっ、いいのぉっ!・・・龍也さんのっ、オチ○ポいいのっ!」

ぽよんぽよんと見事な乳を揺らしながら、碧は悦びの声を上げている。

「あんっ、もうっ、これ以上はっ!・・・私っ、おかしくなりますっ!!」

樹里も若い駿太に翻弄されて喘いでいた。
そして、紗英も・・・

「さあ、紗英・・・紗英も気持ちよくなろうね」
「んひっ、そんなっ!・・・深いっ、深くきてるぅっ!!」

若いオス達の性欲は呆れる程に無尽蔵だった。
三十路の脂の乗りきったメスの身体は、若いオスに悦び震えていた。
そして若い碧と龍也のカップルも何度となく交わり合う。

こうして殆ど朝まで交わりぱなしで、碧達は気絶するまでヤラれてしまった。
だが、次の日の3人は肌も艶々で更に美しさが増していたのだった。


そして時は移って春シーズン。
黒崎厩舎の馬は順調な春シーズンを迎えていた。
ジェイアルトゥーベは短距離路線で2連勝。
相変わらずの狂ったような逃げだが、むしろ抑えない方が良い感じであった。
ジェイカーマインも同じく2連勝。
こちらは豆州湊のクラシックの堂々とした本命候補である。
牝馬のブラックドラゴンもデビューから3連勝で一躍クラシック候補になり、ジェイマリーナはチューリップ賞2着で桜花賞の切符を手に入れていた。

そして、ジェイエクスプレス。
兄のエクセレンスギアがあれから開花。
諸澄舞を鞍上にダイヤモンドステークス、阪神大賞典と連勝を重ね、いよいよ天皇賞が視野に入ってくる。
そして、ジェイエクスプレスは弥生賞を快勝していた。


だが、ライバルも強い。
スプリングステークスでは、ヴィングトールが朝日杯を制した外国産馬ジキスムントを子供扱いするように圧勝。
堂々とクラシックに駒を進めていた。

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