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白衣のお姉さんハーレム僕の許嫁たち
官能リレー小説 - ハーレム

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白衣のお姉さんハーレム僕の許嫁たち 2

父の部屋の周囲は病院運営のための施設が固まっており、事務員らしき職員さんたちが忙しそうに歩き回り、ときおり見覚えのあるオジさんたちが秘書みたいな人と居たりした。
エレベーターに乗ると本館の三階へと降りていく。ナースステーション本部の横を通り職員区画に向かうと、奥の方の隅っこにその部屋は存在した。
北向きの窓からの光は寒々しくて患者さんの病室に向かないのが察せられる。元々は倉庫か何かだったろう打ちっぱなしの壁には木目調の壁紙が張られ、床は絨毯に覆われて元の姿は想像出来ない。
真新しい照明器具はここで生活するために設置されたのだろう。業務用の空調設備の妙に騒々しい駆動音が、部屋のチグハグさを一層と強調しているように感じられた。
そうした非日常的な光景の真ん中には、映画でも見ないような妙に立派で巨大なベッドが鎮座している。フワッフワのマットレスと掛け布団が敷かれたそこは、先ほどの言葉から考えるに「やり部屋」ということなのだろう。
病室らしくベッドの上で生活しやすいように用意された器具類が、この部屋の生活臭の薄さを際だてていた。おそらくはいわゆる愛の巣的な使い方を想定しているのだろう。
「………………」
「あくまで我々が必要だと思うものを優先しただけだ。生活に必要なものや暇潰しの道具などは、言ってくれれば用意をしよう。」
「はいっ!旦那さまがおっしゃってくだされば、何でも用意しますよ!」
僕が不安と不満の混ざった複雑そうな顔をしたためだろう。お姉さんたちは出来るだけ安心させようとした、温かさの感じられる優しそうな声で話かけてくれた。
彼女たちも年下の許嫁に対し、色々な不安やらがあったのだろう。父に「一緒に過ごしたい」と相談したのも、直接的な身体の繋がりを求めて部屋を用意したのも、そういった感情からの甘えなのかもしれない。
いきなり許嫁の存在を聞かされて一緒に暮らすように言われて驚いてばかりだけど、せめて僕の方からもお姉さんたちのことを知るために歩み寄って見たいと思った。
思春期の青少年としても、美人で可愛らしいお姉さんに好意を向けられてエッチな誘いを受けるのは悪くない。むしろラッキーで嬉しいぐらいだ。


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